暁 〜小説投稿サイト〜
異世界系暗殺者
攻略の時間
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て言ってた!!」


CMに映っていたのはボディービルダーと思える様な腹筋の割れた女性だった。


((((((((((理想の戦力じゃねーか!!))))))))))
「……矢田。これは理想の女性じゃなくて理想の戦力だと思うぞ」
((((((((((言ったー!!イッキの奴、言ったーー!!!))))))))))
「だが、万が一にも筋肉質な女性が好きという可能性もあり得る」
「柔軟性の欠片も無い巌の様な女をか?」
「好みは人それぞれだ。その場合、ビッチ先生の筋肉じゃ絶望的だね」


竹林の憶測にツッコミを入れるも手持ちの情報が少な過ぎる為、烏間先生の好み漢女説を否定することもできなかった。


「じ、じゃあ手料理はどうですか?ホテルのディナーも豪華だけど、敢えて烏間先生は好物で攻めるとか」
「俺、烏間先生がジャンクフード以外のものを食べてる所って殆ど見たこと無いんだけど?まともな食事をしてたのなんて、今朝の朝食バイキングくらいじゃね?」
「その時は何食べてたの?」
「すっげぇ一般的な食事。カットされたフランスパンとスクランブルエッグ、ソーセージ。リーフとトマト、コーンの入ったサラダ。あと、ポタージュスープとコーヒーだった」
「本当に一般的だな。普段のハンバーガーやカップ麺と同じ位参考にならねぇ」


で、この後も会議は続いたんだが、結局の所烏間先生が付け入る隙のない難攻不落の堅物であることが分かっただけで、クラス全員による烏間先生ディスりタイムに突入。

最終的には男子がムードのいい場所――夜空の見える屋外に2人の席をセッティングし、女子が堅物日本人の好みそうな服をコーディネートすることで落ち着いた。

そして、ディナー開始時間。なんとか烏間先生をビッチ先生の待つ屋外席に誘導すると、俺達はことの成り行きを見守る為、屋外席の見える窓に集まる。

ビッチ先生の姿は普久間殿上ホテルに突入した際に来ていたドレスに原作の即席ショールを組み合わせ、髪型も普段見せることの無いポニーテールにしている。

食事開始直後、ビッチ先生は20歳という歳相応の笑顔を浮かべていた。が、食後のコーヒーに突入した直後、その表情は一瞬にして悲しげなものに変わった。

大方、堅物皇帝が雰囲気も考えずに仕事の話でも始めたんだろう。俺もあまり人のことをとやかく言える立場じゃないが、第三者として見ていると正直イラつく。

で、真面目な話をしてたっぽいビッチ先生が話を終えると、髪紐を切って席を立ち、ナプキン経由で烏目先生と間接キスをしてから俺達のいるディナー用の食堂へと戻って来た。

戻ってきた直後のビッチ先生は、当然のことながらクラスのゲス組から大ブーイングを受け、少し前まで真面目な話をしていたこともあって、本日2度目のマジおこ状
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