暁 〜小説投稿サイト〜
異世界系暗殺者
攻略の時間
[3/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
モ用紙に清楚系お嬢様風の服を着た有希子の絵と、同じ服を着たビッチ先生のイメージ絵を描いた。


「……取り敢えず、女子だけ集合」
「どうしたの、イッキ?」
「なになに?」
「まず、これが昨日の有希子の姿だ」
「上手ッ!僅か数十秒で描いた絵なのに上手ッ!!」
「クオリティ、高ッ!」
「で、これが昨日有希子が着ていた服を着たビッチ先生のイメージ絵だ」
「エロッ!同じ清楚系の服なのに、ビッチ先生が着たら清楚系の服が逆にエロッ!!」
「別に服が悪いんじゃない。有希子とビッチ先生じゃ、サイズが合わないんだ。身長で10センチ以上の差があるんだからな。同じ服着ても同じイメージになるとは限らない」
「成程……。ところでイッキ君、何でそのことを絵で――しかも、女子だけ集めて説明したの?」


俺が女子一同に絵で服の問題点を指摘し終えると、最後に茅野が質問してきた。


「こんな絵、男子―――特に岡島なんかに見せたら、有希子がエロい目で見られるかもしれないだろ?ビッチ先生に実際に着て貰うなんて論外だ」
「……確かに。ビッチ先生の絵を見た後だと、岡島君辺りが神崎さんを変な目で見そうだよね」
「イッキの奴、どんな絵を描いたんだ?すげぇ気になる」
「クソッ!清楚系の服がどうしたらエロくなるのか、全くイメージできねぇ!!」


俺が茅野の質問に答え終えると、陽斗と岡島が俺の描いた絵のことを気にして、頭を抱えていた。そんな2人に女子一同が冷たい視線を向けるのはある意味デフォだろう。

ちなみに、この2人以外に俺の絵のことを気にしていたのがいる。友人と三村だ。ぶっちゃけ、挙動不審と言えるほど目が泳いでいた。このムッツリ共め!!

あと、菅谷も気にしてたっぽいが、菅谷の場合は純粋に美術(というか絵の技術?)的な意味で気になってるっぽい。他の誰にも見せないと約束するなら、ビッチ先生の絵を菅谷にやっていいと思う。


「……まぁ、ビッチ先生がエロいのは仕方ない!大切なのは乳より人間同士の相性よ」


陽斗と岡島に冷たい視線を送り、呆れながらそう告げる岡野に対して、茅野が頭の取れそうな勢いで首を縦に振って同意している。茅野、お前のその乳に対する執着は何だ?何か殺センセーっぽいぞ。


「ぶっちゃけ、俺がさっき言った清楚貞淑系ってのも好みの予想でしかないしな。誰か烏間先生の女性の好み知ってる奴いるか?」
「そういえば、前に烏間先生がTVCMの女性をベタ褒めしてたの見たことあるよ。確か――」


取り敢えず、茅野の乳に対する執着を無視して俺がクラスの奴らに尋ねると、矢田が重要な情報を提供してくれた。しかも、都合よく待合所に設置されているTVにそのCMが流れた。


「この女性(ひと)だよ。「俺の理想のタイプだ」っ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ