暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
IFストーリー  互いの想い………
[11/15]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初
度店に来いよ。奢ってやる」
『ありがとうございます、時間があったら是非』

そう言って電話を切った。

「さて話すのは何時が良いか………」

これ以上はお客も増えていくし、話すとしたらしっかりと伝えなくちゃいけない。

「閉店後だな………」

そう決めて仕事に集中した………








しかし事件は閉店前に起きた。

「バルトさん!!」
「おう、恵か」

閉店の30分ほど前、恵が慌てた様子で店に入って来た。

「ヴィヴィオは!?」
「ヴィヴィオなら部屋から出て来てないと思うが………」
「ちょっとお邪魔します!!」

と言ってずかずかと2階へと上がっていってしまった。まあそもそもほぼフリーパスで家に上がっていたので気にはしないのだが………

「………静かに出来ないのか」

どたばたと音が聞こえ、2階が騒がしい。

「………ちょっと様子見てくる」
「分かりました」

苦笑いしながら答える公子さんに任せ、バルトは上へ向かった………













「おい、何を騒いで………っ!?」

部屋に入ると同時にヴィヴィオが部屋から出て行った。

「何だアイツ………」
「バルトさん!!」

そんなヴィヴィオを追ってか慌てて恵が出てきた。

「どうした?何があった?」
「わ、私………ヴィヴィオに酷い事………あんなに想ってるなんて思わなくて………」

いつもしっかりした彼女にしては珍しく動揺していた。

「おい、取り敢えず落ち着け、深呼吸だ」
「そ、そんなの良いですから私よりヴィヴィオを………あの子、今何するか分からないから!!」

それを聞いてバルトの行動は早かった。

(ヴィヴィオ!!)

ヴィヴィオは恐らく店とは反対側の裏口から出て行った様だ。

「くそっ………あのバカ何処へ………」

既に姿は無く、何処に行ったか分からない。

「バルバドス!!」

バルトは慌てて長い間使っていなかったデバイスを使い、ヴィヴィオの魔力を追う。

「あいつバス乗ってやがるな!!」

かなりのスピードで移動している事が分かった。
何を考えているか分からないが、普通に追いかけたのならとても追いつけない。

「………後で謝ればいいか」

周りに人が居ない事を確認した後、店の上に移動。

「バルバドス、セットアップ」

バルトはバリアジャケットを展開し、空へ駆け出した………



















「………どこだろここ?」

咄嗟にバスに乗り長い事乗り続けて着いた海岸。
海鳴市の海岸の外れのビーチで季節外れのビーチには当然誰もいない。

[8]前話 [1] [9] 最後 最初


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ