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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
IFストーリー 互いの想い………
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「ヴィヴィオ、遅れるぞ!!」
「分かってる!!」
慌てて制服に着替えて首元のリボンを締める。
「うっ……ちょっと横腹にお肉が………」
スカートを履く時に思わず触れてしまったくプニプニ横腹。3年になって受験勉強が始まり、運動する時間が減ったからだろう。
「今日帰ったら走ろ………」
そう心に決め部屋を出た………
IFストーリー 互いの想い………
「おはよう」
「ああ、おはよう」
そう言ってコーヒーを飲みながら新聞を読むバルト。
年齢は30後半に達したが、逆に深みが出て、ヴィヴィオの同級生から凄い人気がある。本人もまんざらじゃないようで、ヴィヴィオはちょっと気に入らないでいた。
「何睨んで………ヴィヴィオ、ちょっと丸く……おう!?」
それ以上言わせないようにわき腹に拳を打ち込む。何時筋トレしてるのか分からないけど、その年にもなって引き締まった筋肉をしていた。
「何すんだよ……」
「私、太ってないから!!」
「んなこと言ってないだろ………全く、その暴力性は誰に似たんだか………」
(昔暴れていた本人の言葉とは到底思えない………)
と思いつつ、用意されたソーセージをかじった。
「それよりも行かなくて良いのか?今日早めに出るとか言ってたよな?」
「あっ!!」
今日は友達とちょっと約束があり、早く出る予定だったヴィヴィオは慌てた。
「い、行ってきます!!」
「ちょっと待てヴィヴィオ」
慌てて出て行こうとするヴィヴィオをバルトが止めた。
「お前寝癖………」
「あっ、別に良いよ、学校で直すから」
「年頃の娘なんだから気を使え」
そう言ってバルトはヴィヴィオを逃げないように掴み、少し跳ねている上の髪を直している。
(身体が近い……!!)
目の前にはバルトの胸板があり、包み込まれているようで恥ずかしい。
「………よし、駄目だな。お前の髪結構サラサラだから直ると思ったが、手じゃ直んないな」
「そ、そう………」
顔だけじゃなくて身体全体が熱い。最近バルトに触れられるとそう感じてしまう自分がいた。
「うん?どうした?急いでるんだろ?」
「あっ!?うん!!行ってきます!!」
惚けてた私は恥ずかしさを隠すように慌てて家を出た………
「う〜〜〜」
そう唸り、ヴィヴィオは机に突っ伏した。
「何ヴィヴィオ、もうダウン?そんなんじゃ空手日本一が泣くわよ?」
「勉強と関係ないじゃん………」
朝早い教室に2人、親友の恵と机を向かい合わせて勉強していた。
恵はヴィヴィオの数少ない家の事情を知っている親友で、少々口が悪いが、頭脳明晰
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