第8話 初めて
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、何か恩返しとかしたいな)」ナデナデ
いろは「ひゃ!?」ビクッ
八幡「おっと…悪い邪魔しちまったな。すまん」
いろは「い、いえ…びっくりしただけなので……」
八幡「お、おう…わるい」
いろは「あ、あの!」
八幡「ん?」
いろは「も、もっと撫でてください!先輩から何かやってくれるなんて珍しいですから!」
八幡「お、おう…」ナデナデ
いろは「ふぁ〜♪」
八幡「…気持ち良さそうだな」
いろは「はい〜、気持ちいいですよ〜」
何かゆったりしてる…
八幡「………そろそろ終わりな、勉強に戻れ」パッ
いろは「あ……う〜、わかりました。なら勉強が終わったらまた撫でてくださいね」
八幡「ああ、わかったよ」
またさっきと同じように一色は勉強に戻り俺は見てる。そうしてるうちにだんだんと眠気が来てしまう。
八幡「(やば…ちょっとまだ疲れ残ってたか。めっちゃ…眠い………)」
そのまま頬杖をついたまま寝てしまった。
しばらくして意識が戻ってきた。すると疑問が湧いた。
八幡「あれ?俺座った寝たはずだよな?今横になってるっぽいな、あと俺下向いてたはずなのに上向いてるし、何か柔らかい……まさか)」
目を開けると、一色の顔がすぐ近くにあった。
八幡「っ!?」
俺はすぐに動こうとしたが一色は左腕で俺の上半身を押さえるようにして、右手で俺の頭を撫でていた。
いろは「あ、先輩起きましたね」
八幡「い、一色…な、な、何をしてるんだ?」
いろは「何って、膝枕ですよ♪膝枕。先輩寝ちゃうんですもん」
八幡「……今何時だ?」
いろは「5時くらいです。ちなみに勉強も終わりました」
やべぇ、3時間近く寝てた。しかも勉強終わってるとか、マジで俺要らなかったじゃん。
八幡「すまん…勉強見てやるって言ったのに」
いろは「良いですよ。先輩最近お仕事で忙しかったですし、せっかくの休みですからね」
八幡「でもなあ、約束だったしな」
いろは「うーんそれなら〜……」///チラチラ
何で顔赤くなってんだよ、何かチラチラ見てくるし。
いろは「き…キス……して下さい」
八幡「はぁ!?」///
馬鹿野郎、難易度が高ぇ!!
いろは「だ、だって先輩…もう付き合った一ヶ月過ぎるのにキスもまだ何ですもん……」
八幡「い、いや…それはあ、あれだ…うんあれだ」
いろは「先輩……いや、ですか?」ウルウル
その聞き方はずるい…
八幡「嫌…という訳ではない……」///
いろは「それなら……」///パッ
一色は左腕を離して俺は起き上がり一色に向かい合う。心臓が高鳴ってるのがわかる、顔が赤くなってるのがわかる多分今までで1番。
いろは「先輩……」/////
一色は上目遣いで俺を見てから目を瞑ってきた。この表情もずるい。
八幡「っ/////………」
……
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