第19話「すいえい」
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」
「分かった!ほらよ!」
蘭が要求してきたのでライフルタイプを渡す。
「....よし!」
「っ!?」
水を詰め、早速俺を狙ってきたので、間一髪で躱す。
「勝負だよ遼!」
「こっちまだ水入れてねぇっての!」
勝負は別にいいけど、せめて水を入れてからにさせろ。
「(水道の水は隙だらけになる。入れれるのは...プールか!)」
胴体、足、頭と狙ってくるのを連続で身を躱す。
蘭も補給するならプールだと思っているようで、近づかせる気はないようだ。
「いきなり撃ちあいかよ!?しかもハイレベル!?」
「は、走ると危ないわよー...。」
胡桃と先生がなんか言ってるが、銃関連なら負ける訳にはいかないんだよな!
「っと、はっ、ほっ、っと!!」
「っ、プールに逃げ込まれた!」
しゃがみ、滑り込み、小ジャンプで躱し、プールに飛び込む。
すかさず手に持ってた水鉄砲の水を補給する。
「くっ...!」
「今度はこっちから攻める!」
プールに浸かったまま、俺と蘭は撃ちあう。
下半身は水に浸かってるので、どちらも上半身を狙って撃ちまくる。
躱す度に勢いで水が弾け飛び、近くにいた胡桃が被害を被っていた。
「っていうか水飛沫で当たってるかどうかが分からないぞ!?」
「大丈夫!当たってない!」
「同じくだ!」
俺も蘭も当たったら潔く負けを認めるからな。悔しくはなるけど。
「その代わり私とめぐねえが水に掛かってるぞ!?」
「ああっ!?目に...!?」
ええと....悪い、胡桃、先生...。
「「っ!!」」
...と、そうこうしている内に、互いの水鉄砲の弾で相殺するという出来事が起きた。
「(今だ!)」
「っ、させない!」
すかさず俺は潜り、一気に蘭に接近する。
蘭はそんな俺を踏みつけようと足を振り上げる。
「(ちょ、さすがに危ねぇ!?)」
水中で踏みつけられたら溺れるっての。
「(だが、これで終わりだ!)」
踏みつけを回避し、一気に水面に上がると同時に蘭を撃つ。
「.....引き分けだよ。」
「...正直、水中に入るのは愚策だった。」
結果は相打ち。蘭は俺が上がるところを待ち伏せしていた。
幸い、俺が撃つのが早かったから相打ちに持ち込めたがな。
「...ってか、俺ら水鉄砲でなにこんな真剣になってんだ?」
「....さぁ?」
我ながらなんて茶番だ...。
「(...まぁ、久しぶりにはっちゃけて遊べたからいいか。)」
なんというか、張りつめてた精神が解
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