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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Episode W:
Desine fata deum flecti spectare precando
Eipic1-A移ろいゆく季節〜Trajectory〜
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ンバーはスルー。今さら詐称罪など小さな問題・・・にすらならないのだ。
『決まりだな。セインテスト二士。リンドヴルム首領スマウグの安否の確認を怠った責任として、平和な日常を完全に捨て、その心身ともにその時間を管理局に捧げてもらおうか』
『では、来年度・・・。ガアプ一佐。第97管理外世界・極東島国・・・ニッポンだったか。その学校年度はいつからだね?』
「・・・4月からです」
デュランゴ議長からの問いに、納得が出来ないと不満そうな表情を隠そうともしないクーが渋々答えた。
『ふむ。では4月1日より、ルシリオン・セインテスト二等空士を一等空士へ昇進、正式に局員として採用することにする。皆、構わないな』
クーとレジアス以外はすぐさま『異議なし』と応じ、少し遅れて『異議なし』レジアスが賛同。クーだけは未だに賛同の意を示さない。他のメンバーがクーへと視線を移し、リアンシェルトもまた彼女へと視線を移す。
「ガアプ課長。俺は構いませんよ。どうせ中学――ジュニアハイスクールは男女別の校舎、はやて達と机を並べての勉強はもう出来ないんですから。通ってもつまらないです」
「・・・ふふ。・・・クー・ガアプ、異議なし」
権威の円卓の満場一致でルシリオンの正局員への昇格、一等空士への昇進が決まった。
『リアンシェルト。彼のための部屋を用意してやってくれ』
「了解です。トレイル書記。用意ができ次第、連絡します」
『では、本会はこれにて終了とする』
「はい。皆さま、お疲れ様でした。権威の円卓、時空管理局評議会をこれにて閉会いたします」
リアンシェルトの挨拶が終わると、次々とホログラムがブツンと消えて行き、ローマ数字が刻まれたエンブレムのモニター3つも消えた。この部屋の明かりとなっていたモニターやホログラムが消失したことで室内は薄暗くなる。
「本当に良かったの? いくら校舎が男女別だからと言っても・・・」
「いいんですよ、ガアプ課長。こんな事になるずっと前から決めていたんですよ、はやての・・・八神の家から出ることを」
クーが椅子を回転させて側に控えるルシリオンへと体を向けて訊ねると、彼は苦笑しながら答えた。
「何故か理由を訊いても?」
「・・・そうですね。これから・・・はやては、それになのは達も今以上に多感な時期に入ります。彼女たちの精神は早熟で、考えも場合によっては大人顔向けの時だってあります。それもでまだ、子供です。そんな頃に同じ屋根の下で同い年の男が居るのは、いろいろと気になる事になると思います。それに俺も、成長していくはやての側に居るのはちょっと恥ずかしいので」
照れて恥ずかしそうな、何とも言えない苦笑いを浮かべてそう答えたルシリオン。思春期になって大変なはやてに気を遣わ
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