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ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第227話 絶剣と剣聖
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り隠せられない。それと同時に、ワクワクも……。
「リーファちゃんが……。あ、そうだ。肝心なこと、何も聞いてなかったよ。その2人の種族とか、武装は? どんなの?」
アスナの問いにリーファが続けて答える。レイナも、その強いプレイヤーの種族に注目をしていた。
「あ、絶剣の方は
闇妖精族
(
インプ
)
ですよ。武器は片手直剣ですけど、アスナさんのレイピアに近いくらい細め。剣聖の方は、
猫妖精族
(
ケットシー
)
で、同じく片手直剣。ちょっと違うのは、細いのは細いんですけど、リーチが長い剣でした。ギリギリ両手剣に入る手前……、ってイメージです。――2人して言えるのは、ともかく速い、って事ですよ。通常攻撃もソードスキル並みのスピードで……、動きが眼でも追えないくらいでした。……あんな事、初めてですよ。すごいショック」
「スピード型かぁ……、リーファちゃんでも見えないんじゃ、わたしも勝機ナシかな……」
「うう〜ん……、私も現時点で匙投げちゃうかもだよー……」
腕を組み、実践をシミュレートする2人。
リーファの得意とする
空中戦
(
エアレイド
)
で圧倒するのであれば、まだ 得意とは言い切れない自分達では話にならないだろう。そして、やりにくいとされる
空中戦
(
エアレイド
)
でそれだけの速度を出せるのであれば、地上に降りれば一体どうなってしまうのか、想像もつかない。
「あ、そーだっ」
「ん? ああ、成る程……」
レイナが視線を向け、そしてアスナは思い出す様に、ぽんっと手を叩きながら言う。
レイナと同様に、視線を暖炉のほうへと向けて。
「動きの早さなら、そこに反則級の人が寝ているじゃない! キリト君は? そう言うの、興味ありそうだけど」
「そうだねー! だって、キリト君もすっごい負けず嫌いだし! なんだったら、キリト君とリュウキ君、漆黒と白銀VS絶剣と剣聖。それ、何だか見てみたいなぁ。最近は、リュウキ君はログイン出来てないみたいだから、絶剣さん達のこと、知らないかもだけど、キリト君は知ってるよね?」
アスナとレイナはそう言いながら返答を待った。
アスナはキリトとのタッグ、レイナはリュウキとのタッグが主に好きであるのは周知の事実なのだが、それを含めたとしても、《漆黒》と《白銀》のコンビネーションには舌を巻く。 《双・閃光》と呼ばれていて、コンビネーションもずば抜けて良い! といろいろと恥ずかしながら噂をされていたのだけど、――……あの2人に手を組まれたら、到底勝てる気がしない。
間違いなく、自分たちの知る新旧合わせたとしても、最強の2人と呼べるから。
そこまで言うやいなや、訊いていた3人は互いに顔を見合わせて、ぷっ と吹き出していた。
「え、ええ?」
「――な、なに? どうしたの??」
呆気にとら
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