暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第227話 絶剣と剣聖
[1/11]
[8]
前話
前書き
[1]
次
最後
[2]
次話
「おおっと、そーだったそーだった」
リズは伝える事を忘れてた、と言わんばかりに頭を掻いた。
実家に戻った時の話を、上手く話を反らせる事が出来たレイナは喜び、そしてアスナもレイナに笑いかける。感謝を伝えるのだった。
そして、リズは続ける。
「言い忘れてたんだけど……、なんとねー! その《絶剣》は1人じゃないんだよねー、これが。……あんの強烈なインパクト保持者が、1人だけじゃないんだ、これが」
「え?」
「そーなの?」
リズの言葉に少し驚く2人。
絶剣と言う仰々しいとも取れる名を1人ではなく2人も冠しているのだから。
「たまに
2対2
(
タッグマッチ
)
してる時もあってね。ん〜……でも、あれは無いわ。無理ゲーもいい所だありゃ。私も見たけど……コンビネーションもハンパじゃないから、あっという間に1人が倒されちゃって。そんでもって囲まれて終わる。ってパターンが凄かったから。2対1になったら、速攻
降参
(
リザイン
)
推奨! あーんな接近戦で正確無比に打ち抜かれちゃったら、どんなヤツでも、お手上げだわ。うんうん。バーサク姉妹、ツイン・バーサーカーも形無しかもねー?」
リズのいう《バーサク姉妹》や《ツイン・バーサーカー》と言う言葉を訊いて、レイナもアスナも顔を顰めて抗議。勿論、リズにとってはいつも通り、からかっているだけだったから、そんなに長くはならなかった。
「へー……って事は、2人とも凄く強そうだから、大会とかに出てた人かな?」
「ん〜、絶剣って、あだ名は知らなかったけど、大会に出てる人なら面識あるかもだね」
レイナの質問に、アスナはそう答えた。
月一で行われるデュエル大会は、アスナもレイナも常連だからだ。だが、リズは首を振る。
「や、まったくの新顔だよ。2人とも。でもスキルの数値は高そうだから、どっか他のゲームからのコンバートってのが有力ね。最初は《MMOトゥモロー》の掲示板に対戦者募集って書き込みがあってさ? 誰も知らない名前だし、ALOの初心者だって事直ぐにわかって、『ナマイキだー』って皆が思って、いっちょ凹ましてやろうと、40〜50人くらいかな? 押し寄せたみたいなんだけど……」
リズは意味深に言葉を詰まらせる。
その先の事は最早判ったも同然だった。……その事実が本当なら驚きは隠せないけれど。
「えっと……皆、皆、返り討ち?」
「その、ご、50人が?」
アスナとレイナが同時にそう聞く。その言葉にリズは大きく頷いた。
「そ、全員綺麗さっぱり。ん〜、タッグ戦は、内半分も無かったくらいだったかなぁ……? あの連携を見たら、早々タッグ戦は諦めても無理ないわ。HPも3割以上削れた人、その時はいなかった、ってゆーんだよね。タッグしてた時は、2人合わせて
[8]
前話
前書き
[1]
次
最後
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ