暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 〜story of Liebe~
第4話
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名前は茅場晶彦。この世界を作り出した者だ』

 茅場ー晶彦だと!?おいおい、超有名人じゃんかよ……

『では諸君、健闘を祈る』

 と言って消えていった。残ったのは静けさと違和感だけだった。

「……ヤバいことになったな」

 これはホントにヤバいぞ……それに、数か月後にはこのゲームは販売される。つまり数万人以上がこのデスゲームに参加することになる。申し訳ないがそれを待ってクリアできる人材を集めるしか方法はなさそうだ。
 それよりもユウキの状態が気になる。あんなことを言われたんだ、戦意喪失していてもおかしくはない。

「おい、ユウキ。大丈夫か?」

「ソラ……ボクは屈しないよ」

「え?」

「ボクは絶対あの男には屈しない!このアインクラッドをクリアして脱出してみせる!そして絶対帰るんだ、姉ちゃんのところに!」

 これは思った以上に大丈夫だったな。むしろ侮辱していたようなもんだな。

「そうか、それはすまなかった。これ以上藍子さんを心配させるわけにはいかないもんな」

「うん!こんなところで絶望しててもだめだよ。少しでも希望を探そう」

 やっぱりお前は凄いよユウキ。俺も負けてられないな。

 そして二人だけが一足早めにデスゲームに参加することになった。
 誰よりも早く終わり、そして始まった。
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