第5話『最初のテスト』
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後2時30分。
俺と莉奈の長いテスト勉強(後半)が始まった。
*
翌日・・・・・
「それでは、最初のテストを始めます。まずは国語です。昨日渡したワークをある程度やっていれば、少なからず解けるはずです。では、開始して下さい!」
「……この漢字、何だっけ?」
*
午後の授業・・・・・
「皆さん、テストお疲れ様でした。テストの結果が全て出ましたので、解答用紙諸々配りたいと思います。それでは出席番号順に取りに来てください」
……早いな。どう考えても早いな。早すぎるな!?
何で午前中4時間でやったテストが午後でもう返ってくるんだよ!?
早すぎるよ! 採点スピードどうなってるの!?
そんな俺をよそに、山本は次々とテストを返していく。
「鳴守君」
「はい」
「頑張ったね」
「ありがとうございます」
大地の結果はどうだったんだろう。席が離れているため、確認ができない。でもやっぱり良いんだろうな。
「春風さん」
「…! はい!」
「頑張ってね」
「はい!」
少しテンションが高いようにも見える莉奈。
自信があったのか?
確かにテスト勉強はしっかりやってたしな。ご褒美としてあげたプリンの為に、だけど。
「三浦君」
「は、はい」
名前を呼ばれた俺は机を離れ、山本のもとへと向かう。
やっぱり緊張するな〜。
「はい、頑張ったね」
「ありがとうございます」
よし。ちゃんと国語、算数、理科、社会の4教科分貰ったな。ちょっと見るの怖いな…。
でもこういうのは『お楽しみ』とか言うし、とりあえず席に戻るか。
そう思いながら席に俺が座ったと同時に、山本が話し出した。
「えー、今回は小学校のまとめというところであり、少々簡単だったかと思います。しかし、中には復習ができておらず、納得のいかない点数を取った人もいるのではないでしょうか。なので、、今ここで皆さんの合計点だけ、それぞれ発表します」
「「「「えーー!!??」」」」
教室中が騒がしくなる。一体誰得のシステムだ。
マジで勘弁してくれよ…。まだ結果は見てないけど勘弁してくれよ…。
「それじゃあ出席番号1番から発表します」
1番の人からか。じゃあ俺は最後だということになるな。
1番目の人、ご愁傷様です。あと俺も…。
「暁君、400点」
「ん?」
へ? 先生今何て言った?
えっと確か…テストは4教科。1つ100点満点。つまり、パーフェクトは100×4で400点。え・・・
「「「「えぇぇぇ!!!?」」」」
先程と同じくらい皆
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