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ハイスクールD×D キングオブハジケリスト兵藤一誠
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「ふぅう・・・・・」
何もない真っ白な空間で白い衣を纏った男性が溜息をついていた
「どうかしましたか?」
そんな男性に何処から出て来たのかこれまた白い衣を纏った眼鏡の女性が尋ねる
「さっき転生させた人間、覚えてるだろ?」
「ああ、確か『ハイスクールD×D』の世界に転生で特典として原作主人公が持つはずだった赤龍帝の籠手を要求してきた所謂成り代わり系ですね?」
「そうそう、あの『俺の方が上手くやれるんだ!』って無駄に自信満々だったヤツ。ぶっちゃけ凄く癇に障るヤツだったよな?」
「同感ですね。まぁ確かにアレの主人公はどうしようもないド変態で歴代最弱と言われるぐらい優れた力持ってるくせに弱いですからそう考える輩がいてもおかしくないんですけどね。」
男性の言葉に女性がそう答えると
「でも・・・・・ぶっちゃけ思い通りに行く事は無いだろうけどな。」
「?何故そう言えるのですか?」
「だってアレ送った世界は原作と結構異なっているからね!他の世界と少々混じっていたりするし・・・・・何より原作主人公には本来持つはずだった力の代わりに凄いのプレゼントしたしね!!」
此処で説明しよう!!転生神による転生において今回の様な成り代わり目的で本来原作主人公が持つ筈だった力等を転生者が特典として要求した場合、転生神はその抜けた部分を特典で埋め合わせする事になっているのだ!!
「凄いプレゼント?どの様な特典を差し上げたので?」
「ギャグ補正スキルEXだ!!!」
「・・・・・・・何ですって?」
「だ〜か〜ら〜、ギャグ補正スキルEXだって言ったんだよ。」
「・・・・・・・あの世界のパワーバランスが思いっきり崩壊するんじゃありませんか?」
「大丈夫だろ。混じってる世界にはギャグモノの世界だってあるしな!!」
「・・・・・まぁ、与えたものは仕方ないですね。さぁ、そろそろ仕事に戻りますよ?」
「ハイハイ。」
そうして2人はその空間からふっと姿を消していくのであった
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