第7話 告白の代償?
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真っ赤だわ。
いろは「ほら先輩、あ〜ん」
八幡「っ///………あ、あ〜」パクッ
…やっちまった。
いろは「どうですか?食べれます?」///
八幡「あ、あぁ…何とかな、美味いし……」///
嘘です。恥ずかし過ぎて味なんてわかりません、ってかなんでお前まで赤くなってんだよ。めっちゃ意識してしまうわ。
それから結局全部一色に食べさせて貰ってしまった。…まあ、一番恥ずかしいのは最初だけだったから……うん。
八幡「ごちそうさん」
いろは「はい、お粗末さまでした。では先輩、会社の方には連絡しておきましたのであとはゆっくりと休んでいて下さい」
八幡「おう………あ、ありがとな」
最後にふふっと笑う一色を見てから眠りについた。
次に目が覚めたのは昼を少し過ぎた頃だった。おでこには濡れたタオルが置いてあった。
八幡「……感謝しないとな」
少し落ち着いたのか少しだけ体が軽い。だがまだ少し熱はあるようだ。そう思っていると一色がお盆を持ちながら中に入ってくる。
いろは「あ、起きましたね先輩。お昼ですよ、おうどん作りましたから食べましょう」
テーブルにお盆を置いてうどんが入っている器を持ってさっきのように。
いろは「はい先輩、あ〜ん」
またか……
八幡「……あ、あー」///ズルズル
一回やっただけあってさっきよりは抵抗は少なくなった。ただお粥よりは食べずらかったけど、でもやっぱ恥ずい……結局全部ズルズルと食でさせて貰ってしまった。昼飯も食べ風邪薬も飲んで少ししてから熱を測ってみると多少は下がっているもののまだ完全では無かった。
いろは「ああ、まだちょっと熱ありますね。ゆっくりしてて下さいね、私はタオル濡らし直してくるので。また来ますけど何かあったら言ってください」
朝から思っていたが…妙に一色が優しい。これが風の効果か、そういえば親とかも普段そうでもないのに風邪とか怪我とかした時に限って優しくなる時あるな、あれと同じか。
八幡「あ、ああ…何か悪いな。大学も休ませちまったし」
いろは「気にしないで下さいよ、先輩は病人なんですから。それに…昨日は嬉しかったですし」
後半から少しずつ顔が赤くなっていた。そうなるんなら思い出すなよ、俺まで赤くなるだろうが…
八幡「ま、まあ何だ。俺の方はもうだいぶ良くなった、だから気にしなくて大丈夫だ。ゆっくり休んでくれ」
いろは「ふふ、わかりましたよ先輩」
一色がタオルを持って部屋を出ていってから俺はまた眠りについた。風邪になると無駄に眠くなるな。
次に目が覚めたのはもう既に部屋の中は暗くなってからだ。この時にはだるさもほとんど無くなって熱も引いていた。そして右手に違和感がありその方を見ると、一色が俺の手を握りながら眠っていた。いや休めとは言ったけども……。俺は上半身を起こした時、タオルが落ちた。
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