コラボ・クロス作品
戦士達×ツインズ
SAOツインズ×戦士達の物語 三話
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さて、意気揚々外に出たものの……
『でも、分かれて探すことにするから結局護衛はないわよ』
なーんじゃそら。 彼奴絶対護衛が嫌でああ言っただろ……ま、効率は確かに……
「良いけどなっ、と!」
木の根を飛び越えながら言って、また歩く。
つっても、ドウセツはともかく俺とキリトは彼奴とは初対面だ。彼奴が行きそうな場所なんざ知らねぇぞ……ま、とりあえず勘だな。勘。
確かこの林抜けたとこに丘みたいのあったよな……先ずはそこ行くか。
で、数分後。
「居たし……」
銀髪をサイドテールに結った「白」と言う印象がぴったりの……どうやら俺の妹らしい少女が、其処にいた。
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「こんなとこで、何してんだお前」
声を掛けると、キリカは少しだけ肩を震わせて振り返る。
「あ……なんだ、従兄か」
何だとは何だ。
「はっ、ドウセツのねぇちゃんじゃなくて悪かったな。どうやら、お前らの愛より、俺の勘の方が勝ってるみてぇだ」
「それは絶対無い」
からかい半分に言ってやると、一蹴された。やれやれ、仲の宜しい事だなおい。
「そうかい」
言いながら、キリカの隣に少し離れ気味に座る。
このまま連れ帰っても良いんだがな……何かそれじゃ駄目な気がする……勘だがな。
「従兄は、さ」
「ん?」
と、不意に、キリカの方から声を掛けてきた。
「サチの事、どう思ってる訳?」
またその話題かお前は。
「どうって……お前……幼馴染、だな。多分」
「多分って……はぁ〜〜〜〜〜」
だから……
「……何なんだお前」
素直に答えただろうが。なんでんな盛大に溜め息吐かれなきゃなんねぇんだよ
「もうちょっとさ、なんか無いの?ずっと一緒に暮らしてるんでしょ?あんなおとなしめタイプで健気な女の子なんてそうそう居ないよ?普通男なら攻略しようと思うでしょ」
阿呆か。
「うるせぇな……思わねぇよギャルゲじゃあるまいし。彼奴とは幼馴染。それ以上のもんはねぇし、望むつもりもねぇ」
絶対にな。
「それでも男か」
「男だよ」
失礼な。
「あり得ないわ……て言うか、じゃあ従兄ってサチと幼馴染だって言う理由だけで一緒に暮らしてる訳?」
ん。妙なとこ突いて来たな……
「そりゃまぁ……ちげぇが」
そう言うと、途端に目ぇ輝かせやがる。何が何でも色恋沙汰で話進めてえのかお前は
「あれ?じゃやっぱり……」
「トチんな。昔俺とキリトと彼奴の間で色々な。色恋沙汰じゃねぇよ」
彼奴と暮らす事にしたのには色々と理由は有るが……やっぱ根底は其処だからな。これ以上は詮索されてもごまかしの構えだ。
けど、其処で会話
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