コラボ・クロス作品
戦士達×ツインズ
SAOツインズ×戦士達の物語 三話
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な緊張してんだ?」
「だ、だって……」
聞くと、ゴニョゴニョと何かを言うが良く分からない。まぁ大方作っといて相手の口に合わないとか失礼だ。みたいのだろうが……ったくなんつーか、かんがえすぎじゃね?
「あ、デザートにケーキもあるからね?」
「ケーキ!?」
サチの一言で、キリカの表情が色めき立つ。やっぱ、女子ってのは総じてこうなのかね?
そんなこんなで料理をぱくつくうち、食後のティータイムになってた。
────
飯食って腹が膨れると、自然と気持ちもほぐれるもんだと思う。
食後、俺達はこんどこそすっかり打ち解け、紅茶を飲みながら雑談に興じていた。
「キリカとか、ドウセツの世界ってなぁ、こっちとなんか他に違うのか?」
「うーん、多分おんなじ。ウィンドウも問題なく呼び出せるし、強いて言うなら従兄が居ない事と……」
と、そこまで言ってキリカの顔が曇った。何だ?なんか言い辛い所が違うのか?
「他にも、何かあるのか?」
「う、ううん!特には無い……と、思う」
「そうね、私も今のところ特に違和感も感じないわ」
ドウセツがキリカの言葉を補強するようにそう言った。
それがキリカと話しを合わせたように聞こえて少し追求したくなったが、言い辛い事をむやみに言わせるってのも紳士的じゃねぇ。
やめとくか。
「…………」
そんな事を考えてたせいか、少し黙っちまう。と、出てきたミオレの実と言うみかんに似た木の実を使ったケーキをぱくついたキリカが唸りを上げた。
「……んん!これもまた……従兄、つくづく……」
「んだよ、なんで睨む……?」
またかお前は。なんだよ。料理の美味さと俺と何の関係が有んだっての。
「……別に。まったく……」
そのまままたキリカはぶつぶつと文句を言いだす。
俺が何したってんだ……
「んん〜……」
「……くすくす」
と、その後も相変わらず唸り続けるキリカを見て、サチが小さく笑いだす。なんだ?
「どうしたの?サチ」
アスナが尋ねると、キリカが軽く首を捻った。
「ん?」
「ううん、キリカってさっきから、“ん!”しか言わないから面白くって。ね、キリカ、味どんな感じかな?」
成程。此奴妙な所つぼだなぁ……まぁ俺もあんまし人の事言えねぇけどよ。と、サチがそれを聞いた途端……
「え?うーん……ッ!!」
突然、キリカの様子がおかしくなった。
目を軽く見開いて、体を硬直させ、小さく震えているのが分かる。
なんだ……?
「あ……あぁ……」
キリカはうめくように、あるいは掠れるように声を出す。
声っつっても、思わず口から漏れました。みてぇな小さいのだが……それにしてもよ……
「き、キリカ!?どうした!?」
「おいおい……」
明らかに様子がおかしい……
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