コラボ・クロス作品
戦士達×ツインズ
SAOツインズ×戦士達の物語 三話
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た」
「なんでこの身内はこんなのばかりなのかしら……それで、質問があるんじゃないの?」
と、ドウセツがそう聞いてきた。そうだった、そうだった。
とりあえず、話しを聞かれたくないのでキリトの方を向く。
「おぉ。そうだったな……あーキリト?」
「え……?」
「悪い、ちょっちアスナ達の様子見て来てくれっか?」
「……わかった」
暗に、二人とのみで話したい、と俺が言ってるのに気づいてくれたんだろう。キリトはすぐに立ちあがると、キッチンの方へと向かっていく。
ありがたいね。
キッチンとは小さいが仕切りがあるので、システム上殆ど声は聞こえないはずだ。
「従兄……どういう事?」
「さて……んじゃ単刀直入に聞くんだが……ドウセツさんよ」
「何?」
さてと、あんま好きじゃねぇんだが……ま、こういうのは俺の役目だろ?
「あんた――何か取り繕ってるよな?上っ面的な意味でだ」
その言葉に、俺が今まで見た限りで初めて、ドウセツの表情がはっきりと変わった。
「…………!」
正直、言葉を選ぶべきだったのかもしれねぇ。けど、俺はそう言うのがあんまり得意じゃねぇし、疑いたかねぇが、それ言ったってんなもん言い訳にもなりゃしねぇ。だから単刀直入に聞くぜ。
「あんま疑う訳じゃねぇが……俺ァあんま隠し事が好きじゃ無くてな。只でさえアンタら完全には身元が知れてねぇ。なら――」
「従兄ッ!!」
突如、キリカが俺の声を遮った。体を机から乗り出さんばかりの勢いで、こっち事を正面から睨みつけている。
「ん……?」
特に圧する事も、怯む事も無く聞き返してやる。
すると……
「……止めて」
キリカは、低い声でそれだけ言った。
まっすぐに、その瞳を見る。そこにあるのは悪意で無く、怒りで無く、ただ必死さと、警戒と……そして心配の色が強く見て取れた。
そこに、此方に対して害をなそうと言う意思は感じられず、また焦燥や緊張など、此方に何かがばれるような事を心配するような光も薄い。
恐らく今の彼女の眼に灯る心配は、隣に居るドウセツへの物。
俺は、こいつ等にとって余り触れてほしくない部分に今触れているのだろう。
……成程。
ならば今は、このキリカの必死さを信じよう。
「……すまん。差し出がましい事聞いたな。悪かった……別にアンタらが嫌いなわけじゃねぇんだ。ただ隠し事はちっと怖くてな。すまねえ」
「……別に」
それ以上の言葉は、ドウセツから出てはこなかった。
と、後ろから、サチの元気な声が聞こえた。
「できたよー」
「おっ、やっとか。ハラ減ったな」
実際腹減った。さぁ。飯にしよう。
「あ、そ、そだね!」
「リョウ、運ぶの手伝ってー!」
「へいへい。っと」
キッチンの方へと歩きながら、何とな
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