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発進!!最凶マスコットせん○くん
8部分:第八章
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第八章

「ナラッ」
「うぎゃあああああ!!」
 それで忽ち何十人も蜂の巣になる。ただそれだけではなくその銃撃で頭が吹き飛び割れ脳漿が飛び散り腹が裂ける。腕がもげそれが落ちる。凄まじい殺戮の現場であった。
 そこに今度は。口を開けるとそこからロケット弾が飛び。暴走族達の骸を撃ち焼き尽くすのだった。ついでにまだ生きている者達も焼いていく。
 屍が焼け煙が充満する。映像からもその匂いが漂ってきそうである。既に音は聞こえている。
 またしても陰惨な殺戮の場面であった。小田切君はこれを見てまた言うのであった。
「こうしたことが古都までですか」
「よいことじゃ」
 博士は実に満足した顔をしていた。
「この調子でどんどん進むのじゃ」
「そのうち自衛隊来るよな」
「それか警察か」
 ライゾウとタロは顔を顰めさせて言った。
「こんなことしていたらよ」
「間違いないよね」
「ふむ。では戦闘じゃな」
 それを聞いて目を輝かせる博士であった。まるでピクニックを目前にした子供のように。
「自衛隊や警察と」
「戦闘もできるんですか」
「何、軍人や警官は殺すつもりはないぞ」 
 何故か彼等にはそれはしないという博士であった。
「隣の核兵器を開発したり拉致をする独裁国家の連中は別じゃがな」
「それも嫌いだからですね」
「あの国の軍服が嫌いじゃ」
 だから嫌いなようである。
「じゃからあの連中には容赦せん」
「それで自衛隊や警察にはどうするんですか?」
「催涙ガスじゃ」
 それを使うというのである。
「あの鼻と耳から出すことができるのじゃ」
「そんなものも出せるんですね」
「サリンの数十倍の毒素を持つガスも出すことができる」
 これは洒落にならないまでに危険極まるものであった。
「しかもその体内にはじゃ」
「原爆でも搭載しているんですか?」
「その通りじゃ」
 何処までも悪質極まりないマスコットである。博士がそう造ってしまったのである。
「さて、それが二千体じゃ」
「処分するのがとても大変そうですね」
「処分か。そうじゃな」
 それを聞いて少し考えた顔にもなる博士だった。そうしてそのうえでまた述べるのであった。
「またあの独裁国家でのう。適当にじゃ」
「つまり核爆弾を二千発も撃ち込むんですね」
 結果としてはそれも同然であった。何しろ一体一体に核爆弾を搭載しているのだから。それ自体が核ミサイルと全く同じであるのだ。
「無茶苦茶じゃないですか」
「格実験をあそこまでして核兵器を持ちたがっておるのじゃ。本望であろう」
 博士にとってみればそうとしか考えられないことであった。
「じゃから二千発のう。撃ち込んでやるのじゃ」
「それであの国が消え去ってもいいんですね」
「世の中わしの嫌いな存在はそ
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