12部分：第十二章
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スビームもですね」
小田切君はアイスビームについても言及した。
「氷ですから」
「氷に対して氷で攻めても無駄じゃ」
やはりそういうことであった。
「何にもならんわ」
「ですよね、やっぱり」
「あの氷の壁には殆ど防がれる」
マスコットの攻撃がということである。
「既に原爆は無効化されておるしのう」
「どうするっていうんですか？それで」
「何、まだ手はある」
しかし博士の楽しむ顔はまだ崩れてはいないのだった。
「まだのう」
「っていいますと？」
「見るのじゃ」
こう小田切君に述べるのだった。
「マスコット達の動きをのう」
「はあ。マスコット達の」
「答えはそこにある」
続いてこうも言うのだった。
「そこにじゃ」
「わかりました。それじゃあ」
博士の言葉に頷いてそのうえで様子を見る。するとここからマスコット達はマシンガンの一斉射撃を止め次第に先生達との距離を詰めてきたのであった。
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