暁 〜小説投稿サイト〜
東方大冒録
VS永遠亭その2。 〜決戦〜
[10/11]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
同じ手に引っかかるなんて……」
「見ないで零……、今の私を見ないで……。恥ずかしすぎるわ……」
「おぉーだいぶメンタルやられちゃってますねこれは……」

魔理沙、霊夢、咲夜。三者三様の反応を見せてくれる中、慧音と妹紅が全く反応を示さなかった。

「あれ? おーい、慧音? 妹紅? 大丈夫かー?」
「うぅ……」
「ぐぅ……」
「あぁ、なんていうか、おつかれっす」

3人以上にメンタルブレイクされていた。

「生きていればきっといいことあるよ。うん」
「貴様ァ! 他人事と思って適当なことを言うなぁ!!」
「焼き殺すぞお前ェ!!」

暗基がぼそっと言った言葉が慧音と妹紅にはっきりと聞こえたようで、ギャグアニメなどによくある半月の形をした目をして二人が咆えた。

「おぉ慧音さん妹紅さん案外大丈夫だったんですね」
「うるさい!!」
「黙っとけ!!」
「おうおう落ち着け落ち着け。そんなことどうでもいいけどさ、覚えてるだろうから言ってみるけど慧音さ、なめてやればそれだけでってどういうこと?」
「ぐっ……!? そ、それは正直私が社会的に抹殺される……」
「そうかそれなら深くは聞かないことにしようかおれもなんかいやだ」
「そうしてくれると大変助かる」
「えっ、慧音お前……?」

と、よくわからない大人の(?)会話をしたところで、

「この状況はいったいなにがあったのよ……?」
「ん?」

永遠亭のほうから声が聞こえた。暗基が振り向くと、永遠亭の全員が、入口まで来ていた。

「あれ、感動の再開はもう楽しみ終わったのか?」
「えぇ、もう大丈夫よ。みんなから話は聞いたわ。ありがとう」

永琳が、鈴仙に肩を借りながら、暗基に礼を言った。

「なぁに、どうってことはないさ。これがおれのここでの仕事だ」
「それでも。本当に助かっているわ。お礼と、このお馬鹿たちのやったことのお詫びと言ってはあれだけど、まもなく朝になるし、朝食でもご馳走するわ」
「うぅ、師匠、頭をわしゃわしゃしないでくださいよー……」

永琳が、肩を借りながらも鈴仙の頭をわしゃわしゃと雑になでまくり、暗基たちに言った。するといままでうなだれていた霊夢と魔理沙が急に立ち上がり、あからさまに嬉しそうな顔をして叫んだ。

「ホント!?」
「私すっげー腹減ってたんだよー! いやー助かるぜー!」

そして叫びながらさっさと永遠亭の中に入っていった。

「ぼそっ……(はぁ、単純かつ強引だなお前らって)」
「何か言った?」
「なんか言ったかぜろ?」
(ナニィ!? きこえただと!!?)

暗基は聞こえないようにつぶやいたはずだったが、どうやらそれは聞こえていたようだった。

「いや、なんでもないよ。それより、おれも腹が減って仕
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ