四糸乃パペット
雨の中の宝石
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った水のせいで、せっかくヤンキーに貰った上着も台無しだ。
「乾かさないと・・・じゃぁバイバイ。また会えるといいね」
『そだね〜。おにーさんとは仲良くやれそうだよ〜』
それがパペットの言葉であろうと、少女の言葉であろうと、嬉しかった。神社の鳥居をくぐった後、未だ曇天の空を見上げる。空からシャワーのように一つ一つが水玉だと感じさせることのない速さで落ち、さらにそこからは新たに水玉が落ちていく。
うんざりしながらも、フードを被ると、先程までの軽快な走りは何処へ飛んでいったのか、濡れた服の嫌な感覚を感じながら、士道よりも距離のあるこの坂の上にある一軒家に向かう。
「しみぬき・・・あったっけ?・・・まぁ士道に借りればいいや」
最悪士道に借りると決意し、再び歩き始める。
「あの子・・・大変だな・・・でも、いい子」
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