5話
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キャンディーを地球へ送り出した。
「プリキュアは全部で五人いるクル」
「え!そんなにいるの!?」
「……五人か」
みゆきはプリキュアがまだ四人もいる事驚いていたが、悟飯は別の事を考えていた。
「(みゆき一人じゃ、アカンベーが複数現れてしまったら対処できない。他にも仲間がいるならありがたい話だ)」
アカンベーを数体相手にする事は、悟飯にとっては難しく無い。あの程度の戦闘力なら、たとえ何十体居よう敵ではないだろう。
だが、みゆきを守りながら戦うとなると難しい。確かにプリキュアになったみゆきの身体能力は驚異的にまで上昇したが、戦闘技術がまるでなっていない……今まで普通の生活をしてきた中学生だったのだから当然の事ではあるのだが。
さらに言えば、プリキュアの浄化の技であるハッピーが放った『ハッピーシャワー』あの技を放った後、みゆきは体力、精神力共に著しく消費していた。
おそらく、打てて一発。良くて二発程度だろうと悟飯は推測する。
ともなれば、アカンベーは複数出てきた場合。一体は浄化できても、残りのアカンベーを浄化できない。
「(そうなると、他の仲間を探す事と浄化技を数回打てるようになる事が急務か)」
「なら、わたしが残りのプリキュアを見つけてくるよ!」
悟飯が考えを巡らせていると、みゆきが元気良く発言する。やる気満々だ。
「見つけるって、どうやって見つけるクル?」
「…あてがあるのか?みゆき」
「うん!4人全員はまだ候補はいないけど、1人だけなら……日野さんならいいプリキュアになれると思うんだ!」
悟飯の疑問にみゆきは自信満々に答える。
日野あかねは、みゆきが自己紹介の際に助け舟を出してくれた。自分もなれたのだから、彼女なら絶対にプリキュアに成れる。そして何より、みゆきは彼女と一緒にプリキュアをやりたいと考えていた。
「そうか。なら、仲間集めはみゆきに任せるよ」
「うん!任せて悟飯君!わたし頑張るよ!」
みゆきがプリキュアになれた時の話を聞く限り、プリキュアになる為には想いの強さが重要な要素になるんだろうな、と悟飯は考えた。
スーパーサイヤ人の様な、怒りの力で目覚めるのではなく、誰かの為に、誰かを守る為に、誰かを助ける為に力に目覚める。
「(同じ伝説の戦士でも、根本的に違うか)」
そう考えると、悟飯は自嘲的な笑みを浮かべた。
「?悟飯君どうしたの?」
「…いや、何でもない」
きっかけは何であれ、自分はみんなを守れる力を手に入れた。未だ人造人間を倒すに至っていないが、それでも街の人達が逃げる為の時間稼ぎ程度なら出来るようになった。実際そのおかげで助かった命は数多くいる。ならばそれで良いと悟飯は思った。
「さて、プリキュアの話はとりあえずこれくらいにして、み
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