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百物語の結果
3部分:第三章
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「多分あれや」
 ふと朝太が言う。
「百日は続くわ」
「百日かいな」
「そや、百物語をやったんやで」
 二人に対して答えて述べる。
「それやったらやっぱり」
「七十十五日やなくて百日かいな」
「その間我慢するしかないやろな」
「そか。それにしても」
 権助のぼやきが出る。
「ほんま、難儀なことになったで」
「百物語の呪いやな。三すくみには巻き込まれるし散々やで」
「その通りや」
 二人は染吉の言葉に困った顔で頷き。最後に三人で言い合う。
「これこそがまさに」
「そやな。百物語の」
「顛末、呪いや」
 こう言い合うのだった。大阪であった話だ。三人は本当に百日の間言われ続けこれもまた百物語の名前の由来になったとも言われているとされているが実際のところはどうかはわからない。


百物語の結果   完


                  2008・5・19

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