第18話「これから」
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う言うと、蘭と先生は納得した。
「さて、そろそろ部室に入るか。」
「廊下で話しててもアレだしね。」
俺たちは生徒会室に入る。
中に入ると、由紀は既に服を着ており、胡桃と美紀、圭はちょっと申し訳なさそうにしていた。
「....誰か男性の生存者見つからないかな....。」
「あはは...さすがに肩身が狭いね...。」
由紀に聞こえない程度に俺はそう呟いた。
蘭も苦笑いしてるし。
「あ、めぐねえ!」
「...太郎丸はしっかり捕まえた?」
「うん!遼君がね!」
由紀は先生に飛びつき、そう言う。
「まさか首輪を抜けるなんてな....。というか、なんで貯水槽に...。」
「私達もいなくなったのに気付いて探してたらあそこにいたから...。」
「水遊びしたかったのかな?」
いや、さすがにあの汚れの貯水槽で水遊びは...。
「...まぁ、最近は暑いからなぁ...。」
今の季節は夏。半袖でいても汗を掻くほどだ。
...外出時は、噛まれにくいように長袖じゃないとダメだが。
「さすがに冷房設備を使いまくると電力がなぁ....。」
「屋上で発電しようにも、暑すぎるし...。」
できるだけ涼しく...風通しがいいように屋上に設置した自家発電機だが、日差しが強いと全然発電する気にならないんだよな...。一応影になる場所にしてるが。
「....プールだよ!」
「....はい?」
突然そう言った由紀に胡桃が返す。
「こんなに暑いんだったら、プールに入ろうよ!」
「プールって言ったって....学校のプールは工事中で使えないぞ?」
まだ体育館方面は探索していないので、そういう設定になっている。
...そろそろ行っておくか。体育館だからなにもないとは思っていたが、もしかしたら何かあるかもしれないからな。
「うっ、う〜ん....。」
「...貯水槽を使うのはどうかしら?」
「それって、太郎丸が入ってたっていう?」
悠里の言葉に胡桃がそう返す。
確か、結構広かったな....。
「でも、あそこは相当汚れて...って、それはあっちのプールも同じか。」
「そう、だからまずは掃除ね。」
なるほどなぁ...。でも、この人数だとさすがに...。
「(...後で個人的に探索して、安全を確保しておくか。)」
貯水槽よりもプールの方が広いのは確定なので、そっちの方がいいだろう。
...まぁ、今回は貯水槽で我慢するが。
「じゃあ、明日掃除しよう!」
「おー!」
由紀の言葉に胡桃も声を上げる。
「....水とか大丈夫
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