第18話「これから」
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「まったく、しっかりしてくださいよ....。」
「あぅぅ.....。」
太郎丸にノックアウトでもされたのか、先生は動きそうになかった。
...しゃーない。このまま連れて行くか。
「...ふぅ、さっぱりした。」
先生を運び、後を蘭に任せ、俺もシャワーを浴びてさっぱりした。
探索用の服から制服に着替え、生徒会室の扉を開ける。
「...って、おわっ!?すまん!?」
「ふぇ?...っ....!?りょ、遼君エッチだよ!」
「不可抗力だ!」
生徒会室には下着姿の由紀がいた。
「というか部室で服を乾かすな!俺という男子がいるの忘れるなよ!?」
「ご、ごめーん!」
一瞬だが、由紀以外にも何人かいた。
お前ら、気づいてなかったのかよ....。
「あー、ちょっと寝室で時間潰してくる。入っていいようになったら呼んでくれ。」
まったく、いくら女子が多いからって、油断しすぎだ...。
「...遼君、もう大丈夫よ。」
「やっとか....。」
校長室で適当に寛いでたら、悠里が呼びに来てくれた。
「はぁ....。」
「あ、先生。」
ちょうど、そのタイミングで先生も蘭と一緒に戻ってきた。
ちなみに、先生は服を着替えて生徒のジャージを着ている。
...生徒のジャージを普通に着れるって、先生からすればちょっとショックだろうな。
主に身長とかそこら辺の意味で。
「あ、遼君...。ごめんなさいね。運んでもらっちゃって....。」
「あー、気にしないでください。」
悠里も蘭も苦笑い。...まぁ、先生が生徒にお世話になっちゃってるからな。
「...そういえば、今回はどうだったの?」
「あー、そういえば背負ったままだったか....。」
ついバッグを背負ったまま今まで過ごしていた。
シャワーでも一度置いて着替えた後、また背負ってたし。
...ま、バッグを背負って何か作業するってのに慣れてしまったし、癖か。
「...特に収穫はなし。ネイルガンの弾にできる釘を何箱かと、乾パンをいくつかって所。...残念だが、一軒家の所は期待できそうにない。」
「...遼君の家が異常だったものね。」
自覚はある。...でも、実際目の当たりにすると結構ショックだな。
「ところで遼と悠里はどうして部室前に?」
「あー...ちょっと...な。」
「...中で由紀ちゃんの洗った服を乾かしていて、その時、遼君が部室に入ってきちゃって...。」
「...せめて寝室でやっててほしかったぜ...。」
俺と悠里がそ
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