ハイスクールD×D 光の使者
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カルセンターに突撃インタビューをかけたのだが、ジョアンが迷惑になるからと内緒にして産んで育てたらしく、セブンがゼロが息子だと知ったのもウルトラの星から追放された後だったそうだ。結局、そこそこの人数に知られてしまった為に正式に籍を入れて結婚式を派手にやった。結婚式はそれはもう大変だった。多くの女性が集まり号泣だ。このプレイボーイめが。ゼロもさすがに呆れてたぞ。
そしてしばらくして再びベリアルが光の国へと侵攻を開始した。ゼロをアナザースペースへと送り込むために持てる技術の全てを使いコンバーターとブレスレットを合わせたゼロブレスレットを開発。予算の都合上量産は不可能なワンオフとなってしまったにも関わらず、ゼロが帰還した際にバラージの盾と呼ばれているウルトラマンノアのノアウィングを吸収してしまったために整備も調査もできなくなってしまった。結構な自信作だったのに、完全に私の手元から離れてしまったことにショックを受け、数年ほど落ち込んでいた。
そんなことがあった為か最近は親やゾフィー隊長やケン大隊長にお見合いを勧められるが、独身の方が楽なんだよな。それに、根っこが地球人な所為かあまりウルトラ族の醜美感覚からずれてるんだよな。おかげで言ってはなんだが、美人と言われても『はぁ、そうなんですか』としか返せない。
「ソルド長官、N81星雲に謎の空間の歪みを感知しました」
「謎の歪み?近くにいる技術部所属の警備隊か恒星観測員は?」
「問い合わせたところ誰もいないそうです」
「分かった。私が出よう」
「はっ、宜しくお願いします」
「念のためにコンバーターとブレスレットを持って出るぞ」
「了解しました」
宇宙警備隊への連絡を任せてN81星雲に急行する。
「おかしいな。報告があった宙域はこのあたりのはずなんだが。正常に戻ったのか?」
確認の為にウルトラサインで光の国に報告を送り、返事が来るまで待機する。しばらく待ち、返信に驚く。ただ逃げろとしか書かれていなかった。嫌な予感がして全速で飛び始めるが、遅かった。今までの静寂が嘘だったかのように空間が一気に歪み、歪みに飲み込まれる。少しでも助かる確率を増やす為に身体を丸めてバリアで覆って耐える。コンバーターのエネルギーも根こそぎ使い切り、カラータイマーが鳴り始めた頃、ようやく安定した空間に投げ出されたが今度は重力に捕まり、この空間に投げ出された時の力が合わさり墜落は免れないようだ。冷静に計算するが、身体がギリギリ耐えれるかどうかといったところだ。
「こんな所で死ねるか!!」
ウルトラブレスレットを盾に変化させて空気抵抗を少しでも増やす。気持ち速度が落ち、木々を押し倒しながら墜落し、生きていることを実感しながらエネルギーの節約の為に人間態に変化して意識を失う。
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