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普通の刑事の特殊な日々
第1話 初めての本格的捜査
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儀正しく挨拶をして入ってくると
恋心「失礼します、あ、お兄ちゃん…」
ファイルから視線上げると男子生徒が入ってきた後に俺の妹の藤原 恋心が入ってくる、確か最初に入ってきたのは生徒会の副会長だったかな
蓮「え?会長のお兄さんですか?」
響希「はい、特殊捜査課藤原 響希巡査です」
沙耶「同じく楠木 沙耶巡査です、本日は捜査に協力感謝します」
2人が挨拶をすると生徒2人は席につき話を始める。
沙耶「では現場の状況を教えてください、あ、私ども2人はこの高校の卒業生ですのである程度の学校の状況は存じておりますので事件の状況とお2人の対応などをお願いします」
恋心「わかりました、それでは」
蓮「いや会長、ここはぼくが話しますよ。あの日は普通の生徒よりも早くに登校し校舎の見回りを会長と2人でしていたところ資料室の扉が少し開いている事に気付いたのでそこを開けると首を吊っていたんです。その時恥ずかしながら僕は動揺してしまい動けなかったのですが会長が迅速に対応して頂いたお陰ですぐに先生方と警察の方々が来てすぐに対処出来ました」
沙耶「なるほど、彼の証言と違う点等ありますか?」
恋心「いえその時の状況は彼が説明した通りです。その後の事は私達には知らされておりません」
沙耶「わかりました、では本日は捜査にご協力ありがとうございました。またお伺いする点等ありましたらその時はまたよろしくお願いします」
と沙耶さんと2人で礼をすると生徒2人も釣られて礼をして生徒含め先生方と もこの場から立ち去りこの場には俺と沙耶さんだけになった。
響希「この事件どう思います?」
沙耶「話を聞いただけだと単なる自殺に思えるんだけど…死体はもう署の方か、それなら私が署に戻って死体の状況見てくるから響希は現場の方見ててそれで戻ってきたらここに戻って報告し合う、これでいい?」
響希「はい、俺もその方が効率がいいと思います」
沙耶「それじゃ頑張って」
響希「沙耶さんこそ」
そう言って2人で会議室を出てそれぞれ動く。
そして資料室に入ると状況は校舎の壁と壁の所にあるためほぼ日差しが入らず日中でも暗く電気無しでは近くを見ることもままならない程の事
響希(しかし、現場もあらかた調べたはずだからな…足跡も調査では被害者のものと思われるものしか無かったと記載されてしかも血痕もありそれは被害者の手首の傷から出ていたもので被害者はその場で手首を切ってから首を吊ったとも記載してある…なぜわざわざ手首を切る必要があるのだろうか、そしてなぜ被害者は普段鍵がかかっている教室に入れたのか、あとは資料室にある棚に不自然な程ホコリが無い場所がある事、しかもそれには指紋も足跡も毛の1本たりとも無かった、そして死亡推定時刻は夜中の1時20分となっている事から夜中に学校に侵入し資料室の鍵を開け資料室に入り
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