アインクラッド編
第六話エクストラスキル…
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」
「俺はもうクリアした」
『なんじゃおなご、にげるのか?フォフォそれがよかろうて、所詮惰弱なおなご如きに
我が武の真髄を極める事など出来なかろうて』
「なんですって…?」
『なんじゃ不満か?それともー』
岩からぬるりと降りるとアスナの胸をプニンと突いた。
『ワシがもっと有用な体術を伝授してやろうかの?』
四人の外野が震え上がっているのと同時に修羅が仙人に反撃した。
キィィン
『フォフォフォ、なかなか活が良い。よかろう、我が武の真髄とくと授けて進ぜよう』
『手とりぃ足取りぃ順繰りにじゃあ』
流石に我慢の限界になったアスナは
「いいわッ習得したらまずその顔をブッ飛ばす…!」
『フォフォフォ』
「ほら!あなたもさっさとなさいッ、速攻で終わらせるわよこんなの!」
「は、はい!」
「犠牲者2名」
「…何…?楽勝でしょ?」
『フォフォフォよかろう小童ども、ならばこの岩を各々一つ砕くのじゃ、ただし』
仙人は一瞬でアスナの背後に移動すると、レイピアを奪った。
『武器を使う事はまかりならんぞい?』
「は?え?なんでッ?」
『お主らが見事試練を果たすまで、無用の長物は預かっとくぞい』
「ちょっ…返して!返してえ!」
『この試練はあくまで徒手空拳にて挑むものじゃ、拳でも、蹴りでも、なんなら頭を使ってもいいがの!フォフォフォ』
『あ、あとのう大岩を割るまでこの山を降りる事はならんぞい。じゃから、お主らにはその証を立ててもらうぞ』
仙人が取り出したのは筆。それを振り回し、
『ほうれ!』
「ああッ、アスナさんに…ッおヒゲが!!!」
アスナとネズハに綺麗な三本線が左右に引かれていた。
『その証はお主らが見事大岩を割り修業を終えるまで決して消える事はない、信じておるぞい我が弟子よ』
「こ、これキャンセル…」
最後の頼みの綱としてアスナはアルゴの方を見るが、アルゴは笑いながら、
「ムリ、それがベータテストでオレっちの《鼠》キャラが定着した理由サ」
「早く言ってよ〜」
「ナァ、“元キリえもん”からこの気の毒なお嬢さんにアドバイスを」
キリトはアスナに近づくと、
「バカーッ!!!何考えてるんだ!!?」
「え?だって…知らなかったんだものしょうがないじゃないッ」
「しょうがない、ですむか!!俺でも三日かかったんだぞ!二日後には攻略組がボス部屋に辿り着く!
ヤツらは待っちゃくれないぞ!次のボス戦も一緒に組むんじゃなかったのか!?」
「べ…別に…そんな約束し
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