アインクラッド編
第六話エクストラスキル…
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うとしたんだよ」
「あの、私もう大丈夫」
するりとサイガの背中からフードのプレイヤーは降りた。
「へ〜、こんな道に人がいるなんて珍しいナ。ち・な・み・二、クエの場所は一本向こうじゃ無いといけないゾ、お嬢ちゃん」
「道を間違えたのか……クス……」
「ヒドイ!今笑ったでしょ!」
「あー、お前ら自己紹介でもしたら?」
「誤魔化さないで!」
初対面と思えないほどよくしゃべる二人。
「仲良いな」
「確かに、誰とでも話せそうな人だもんね」
「じゃ、オレっちからナ。オレっちはアルゴ情報屋サ」
「あ、えっとアスナです。よろしく」
「キリト、ソロだ」
全員の自己紹介が終わりとナギはフードをとり挨拶した。
「私はナギです。よろしくお願いします」
ナギの挨拶後、サイガ、ナギを除く全員が固まった。
「?何固まってんだ?」
「サイ坊、とんでもない美人連れて来たナ」
「ん?……ほんとだ。アスナと同じ位美人だな」
フードの中から出てきた顔はとてつもなく整った顔だった。綺麗な黒髪は肩まで伸び、瞳は吸い込まれるように美しく、
肌は雪の様に白い。アスナと同じで、性別問わずに振り返られるレベルだ。
「…サイガ君て、そんなこと言って恥ずかしくないの?」
「?…言っちゃまずかったか?」
「そう言う訳じゃないんだけど…」
「ナギちゃん、大変な人に会っちゃったね…」
「あ、うん。それと、呼び捨てで構わないよ、アスナ。まあ、仮にも命の恩人だからね」
そんな他愛もない話をしていると、高さ1メートル半くらいの岩が沢山ある広場に着いた。
「着いたゾ、ココがクエストの開始点ダ」
「このNPCが出すクエストをクリアすれば?」
「そうだヨ」
『フォフォフォ、なんじゃ小童ども入門希望か?』
『我が試練を見事満たせば、お主らに我が武の真髄《体術》を伝授してやろう。フォフォフォ』
岩の上に仙人らしきNPCがいてクエストのフラグを立て始めた。
「よよよよ、よろしくお願い!」
「ネズハ、それNPCだからな?」
90度でお辞儀したネズハに呆れるサイガ。
『修業の道は長くけわしいぞ?覚悟はあるか?』
「…そういえば、なにをさせられるんですか?」
「岩を割るだけ」
「は…はあ?」
「《破壊不能オブジェクト》一歩手前の硬さだけど…無理ではないわね。キリト君はクリアしたのよね?」
「ま…まあね」
その横から横目でネズハとナギがアスナ、サイガをじいーーーーーっと見ている。
「わ、私はやらないわよ?《体術》スキルは戦闘の幅が広がりそうではあるけれど、今の私は少しでもレイピアのスキルを…
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