暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアートオンライン~戦場で舞う道化師~
アインクラッド編
第六話エクストラスキル…
[3/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ゃがめ」
「ッ!」


フードのプレイヤーは人がいることに驚いている様だが、言った通りすぐにしゃがんだ。それを確認すると、サイガは一体目の頭に剣を突き刺し、そのまま両手剣ソードスキル《サイクロン》を放った。
一体目と二体目はスタン状態になったが、残った三体目が背後から突進をして来た。直接食らえばかなりの痛手だ。
スキル後硬直が解けると、サイガは両手剣カウンターソードスキル《ホロウ・シルエット》を発動させた。進路を変えることの出来ないトレンブリング・オックス見事にカウンターを食らいスタン状態に、追撃を避けきれず爆散した。


「おーい、ポーションいるか?」
「…自分のがあります」
「そうか、残りはやっちゃっていいな?」


フードプレイヤーは無言で頷いた。スタン状態が解けた二体はすぐさま突っ込んで来た。一体目は体力があるか無いかの
ギリギリなので、ポケットには入っていたネズハの投げナイフを投げて処理し、二体目は剣の腹で流した後脇腹を刺して
ポリゴン片に変えた。


「大丈夫そうだな、なんでこんな所にいたんだ?」
「…この先に用があるんです…」
「ふーん聞いてもいいか?」
「…」


サイガを警戒している為か、無言のままだ。


「《体術》か…」
「何で分かったんですか!?」
「カマをかけただけだよ」
「………」


ひっかかったフードのプレイヤーは屈辱のオーラを醸し出している。


「悪かったよ、実は俺もそこに用が有ってな。よかったら一緒に行かないか?」
「…信用出来ません」


やっぱりそうか、とサイガ。


「女の子なら二人いる。」
「分かりました、行きます」
「…即答か、俺の信用無さすぎだろ」
「同性がいた方が安心します」
「そうかい、後いつまでしゃがんでんだ?ほら」


サイガは手を差し出し起こそうとするが、フードのプレイヤーは立とうとしない。


「?どうした?」
「………」
「腰が抜けたのか?」
「………」


無言で俯向く。


「はあ、…背中に乗って」
「……初対面ですよ?」
「俺の索敵ではこの周りにさっきの牛が五体引っかかった。ここに留まるのはすこーし危険だ」


かなり不服そうだが渋々背中に乗った。


「あ、そうだ、俺はサイガ。ま、よろしく」
「…ナギです。…さっきはありがとうございました…」


やっと自己紹介が終わった時に、森からキリトたちが出てきた。


「…サイガ何してるんだ?」
「サイ坊も女の子を連れ始めたカ」
「…捕まるよサイガ君」
「サイガさん…」


四人が白い目でサイガを見ている。


「おい、お前ら好き勝手言いやがって!目的地が同じだから一緒に行こ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ