暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアートオンライン~戦場で舞う道化師~
アインクラッド編
第六話エクストラスキル…
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いで、サイガ君!」
「へ、へえ…」
「へえじゃないぞキー坊、そんな娘を独占しようとしているんダ。自覚はあるのカ」


さりげなく怒りの矛先を人に移すアルゴ


「今の被告はお前だ誤魔化すな」


キリトには通じなかった。


「そういやアルゴも噂になってるぞ」
「へ?」
「キリトが前線から戻ってくるたびにあってるだろ?はたから見ればわからなくもない」
「ゲッ」
「そうですよアルゴさんも隠れファンは多いんです。情報屋という渋い役柄とのギャップ、でしょうか。
髭のペイントも謎めいててグー、らしいですよ」


ネズハ、ダメ押しの一撃


「そうだ!キリトさんなら髭の理由もご存知なのでは?」
「…」
「そうなんだ」
「こら、ネズハ。二人の女の子の間で困っているとしたら一つしかないだろ」
「あ、す…すいません!僕そういうのに気が回らなくて!」
「二股でもない!!!」
「大丈夫だキリト、俺はわかっている」
「わかってないッ!!!!」
「なんだ釣れないなキー坊、髭とって見せてあげたじゃないカ」
「詳しく」
「嘘つけ!結局止めといたろ!!」


軽く修羅場になりかけた時、サイガはピンク色の霞が道の脇から出てきたのに気づいた。


「なんだこりゃ、森の奥から来てるのか?」
「どうした?モンスターでもいたか?」
「いや、これ何かなって」


サイガはピンク色の霞を指差したが、キリトたちは空を指しているようにしか見えない。


「サイ坊おかしくなっちまったカ?」
「サイガ君、一回宿に戻ったほうがいいんじゃない?」
「…何かある気がする」


そう言ってサイガは森をかき分け見えなくなったしまった。


「追いかけるか?」
「何とかなると思うゾ?」
「行った方がいいわよ!」
「そうですよ、複数のモンスターにエンカウントしたらマズイですよ!」


アスナとネズハは二人の余裕が理解できていなかった。


「そっカ、アーちゃんたちサイ坊の無双ゲー見たことないもんナ」
「ありゃ爽快だったな」
「?とにかく行きましょう」


サイガはさっきと同じような道に出た。


「霞は右からか……って、エンカウントしてる奴がいるんだが」


体力ゲージが危険域に落ち、トレンブリング・オックス三体に囲まれているプレイヤーがいた。装備はフード付きマント。
フードを被っている為わからないが、武器はアスナと同じレイピア。きっと防具もそれなりの物だろう。問題ないようだが、
きっと何体にもエンカウントしてしまった為に隙を突かれてしまった、というところ。何とか粘っているが囲まれているため、かなり厳しい状況だ。サイガは無駄のない動作で近づくと


「おい、し
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