転生天使にラブソングを
天使の仕事に興味を持った悪魔二人
[5/14]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
君だけど私も凄いのかもね」
「凄いです・・・・!私も一誠さんとイリナさんに憧れてしまいます!」
「そうだな・・・・元信徒としては、信仰の果てに天使化があるのならこれ以上ない誉れだろう。友人が神と天使だ何て、私は誇りに思っていいのかもしれない」
俺とイリナの呟きで、目を爛々と輝かせて手を組んで祈りを捧げ始めた。しかも俺とイリナに向けてだが、ここに来てから増々二人の信仰が深まっていく。普段悪魔をやっていたとしても、心の根底にあるのは神への信仰心なのだろう。
「困るぞ、二人共。俺としては今回神としてではなく、一人の人間として来ているのだが」
「でもしょうがないとも思いたいけど、ここに来ているヒト達は全派閥の中でも良識のあるヒト達ばかり。やはり悪魔と言うよりもアーシアさんとゼノヴィアが物珍しいんだと思う」
気にしていないが、ここにいる者達はテロリストや冥界で起きた対ドウター戦に関してもな。三大勢力の同盟拠点に所属者達は、全派閥の中でも一定の条件をクリアして来た者達ばかり。普段は表立つ行動せずに、裏方に回ってイリナ達をサポートする役目をしてくれている。ついでに布教したりお祓いをしたりだし、俺らが戦ってる裏では天界サイドも動いていた。
「お祓いと言う事は・・・・悪魔ですか?」
「いいえ。この辺を縄張りにしている悪魔、リアスさんやソーナもそうだけど彼女達は同盟関係の大切な仲間だからそんな事しないよ。第一、リアスさん達が酷い事をしている訳ないでしょ」
「お祓いは何も悪魔ではなく、悪霊や邪な精霊の事だな?」
「悪霊や悪い事する精霊はあとを絶たない、無限に出現する存在だから困ったヒト達を救う為に祓うのよ」
「リアスお姉様も行われていますね」
アーシアの疑問からリアスの悪魔稼業についてだったが、リアスも依頼によって悪霊のお祓いを請われるようだ。俺らが階段を上がりながら、深い息を吐きながら愚痴った事を聞こえてしまったけどな。
「実を言うと、三大勢力の協力体制でエクソシストが縮小傾向にあってな。教会に所属する神父、シスターや異形と戦える戦士達は協力体制の影響下で戦う相手を絞られてしまった」
「それは今まで悪魔や堕天使を相手にテリトリー争奪戦をして来たが、今回の同盟で悪魔・堕天使と妖怪まで味方となってしまったから相手が少なくなったのか」
「一真君が如何に愚痴りたいか分かるけど、現在魔物や未だ同盟を拒否してる吸血鬼ぐらいが主な相手としているのよ。お陰様で戦士の数も今後減少傾向にあるし、平和になれば戦う必要性がないとも言えるわ」
「ですがテロリストと言う共通の敵がいますから、急激に戦士の数が減らしていく訳ではないんですよね?」
今はなと呟くが、エクソシストの世界も大変で何時解雇されるか分か
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ