転生天使にラブソングを
天使の仕事に興味を持った悪魔二人
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外も寒くなってきたが、まだ本格的な冬に入る前の出来事であった。放課後になると俺らはオカ研に顔出しをするが、悪魔稼業以外で何かあれば部室に留まるが何も無ければそのまま帰ると言う方向である。ソーナは生徒会長をしているので、それ以外のメンツであるヴァーリ、シーグヴァイラ、レイヴェルとなる。イリナは毎夜天界の役割として、教会での仕事をしているそうだ。
「そう言えばグレモリー眷属と別行動取っていますけど、私達とは違う仕事をしてますものね」
「まあな、俺達は悪魔ではなく異種族の集まりであるし神・天使・悪魔・ドラゴン・人間だ。悪魔稼業は深夜部室に集まってる頃には俺達は寝ているし、天界の役割を知っているから門限はないようにしている」
「普通の家だと門限やらありそうですが、朱乃さんの家は元々知ってますから。もし親が人間だとしても、魔力で何とかなってますからね」
「俺達はオカルト研究部の中だと、異種族の者もいれば転生天使で他は悪魔だからか。顧問教諭であるアザゼルは堕天使だが、三大勢力が和平を結んだとしても俺達CB側はまだ和平やら同盟はしてないだよな」
ヴァーリの言う通りで、俺達CBはまだ正式に同盟やら和平をしていない状態となっている。それに俺達が悪魔の仕事に荷担する訳にもいかないが、時々差し入れとして飲み物や食べ物を発送した事はある。
休日になれば次元の狭間本家で鍛錬やシャルロットと一緒に相談を乗る事もあるが、主に人間界の教会での仕事相談だと聞いている。すると丁度ソーナとイリナが帰ってきた事だから、リビングからダイニングルームに行って遅い食事を取るソーナとイリナの様子見にね。
「お帰り、ソーナとイリナ。何か変わった事はなかったか?」
「ただいま戻りましたが、こちらに関しては何も問題はありませんでした。イリナさんが何やら相談があると聞きました」
「相談?それは何だイリナ」
「ちょっと長くなるんだけど、アーシアさんとゼノヴィアが天使の仕事について興味があるそうなの」
天使の仕事に興味を持ったアーシアとゼノヴィアだったが、部室に二人しかいない時にイリナに関して話題となっていた。その話題になると二人の顔が輝かせていたが、天使・天界に関連する言葉に敏感な様子の元信者。天使の普段の役割に興味があるが、元教会の戦士であるゼノヴィアは知らない訳ではないがイリナの仕事振りを友人として見てみたいと。
「ま、二人共元とはいえシスターと戦士だったもんな。だから天使の仕事に憧れを持ったと言う訳ね」
「あの二人は信仰深い教会関係者で、転生前は教会に属していたからね。とても気になるらしいんだけど、悪魔が仕事風景を見ていいのか悩んでた所を私が部室の扉前で聞いてたんだよー」
「では次の休日にでも行ってみるか、イリナが行っている教
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