暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico?新たな時代へ〜Step in the Future〜
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しらはまだ小学校を卒業するだけ。中学の3年、その卒業後は本格的に管理局員として働くことになるやろう。そうなれば、この4年での出来事以上のことを体験するかもしれへん。そやけど・・・
(忘れへん。一生。みんなとの出会いを、そしていろんな人たちとの別れを)
「式歌斉唱」
仰げば尊しのイントロが始まる。わたしらは万感の思いを込めて唄った。唄い終えた後は、卒業式閉会の言葉、そんで「卒業生、退場」わたしらは、校歌のピアノメロディが流れる中、1組から順に体育館から退場する。
(シャマル、ボロ泣きや♪ シグナムも泣いてくれてる・・・)
シャマルの手には、アインスの写真が収められた小さな写真立てがある。とても綺麗な笑顔を浮かべてるアインスの写真が。
(アインス。わたし、無事に卒業できたんよ。おおきにな。アインスがわたしに未来をくれた。そのおかげや・・・!)
鼻の奥がツンとなる。ホンマはアインスにも見てもらいたかったな。でも、心は一緒や。“シュベルトクロイツ”の待機モードである剣十字の首飾りに寄り添うように提げてる指輪の上に手を置く。アインスが旅立つ直前まで指にはめてた指輪や。
(いつまででも見守ってな、アインス)
そんで体育館から出たわたしらは、4組の教室に戻って来た。泣いてる子たちも居って、しみじみした雰囲気や。男の子のグループに居るルシル君を除くわたしらチーム海鳴は、帰りに翠屋に寄って卒業パーティーを開くって事前に決めてたから、そのことについて話してる。
「はーい、みんな席に着いて〜」
担任の矢川先生も教室に到着。わたしら生徒は自分の席に着いて、「みんな。卒業おめでとう!」先生からお祝いの言葉を貰った。
「初等部はこれで卒業だけど、みんなはこのまま中等部へ自動的に進学だからそんなに寂しくないと思う。まぁ、先生は大好きなみんなと今日でお別れになっちゃうから寂しい。だから暇な時でも良いから逢いに来てね〜」
少し目が赤い先生に「はーい!」わたしらは元気よく返事。嬉しそうに笑う先生の「ありがとう!」がとても印象に残った。それから春からの中等部への入学式の日付とか諸注意などを聴いて・・・
「よしっ! それじゃあ、聖祥小6年4組ホームルーム、これで終了! 木花さん!」
「はいっ! 起立!」
咲耶ちゃんの号令でわたしらは椅子から立ち上がり、「礼! 今までお世話になりました!」先生に一礼した。先生も「こちらこそ、ありがとうございました!」お辞儀。こうしてわたしらの小学校生活に幕が下りた。
みんなと「また中等部でね!」なんて1週間ちょっとのお別れの後の再会を約束しながら、ルシル君含めたわたしらチーム海鳴は校舎を出て正門へ。そんで「お世話になりました!」校舎に向かって一礼した。すると他の卒業生た
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