暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico?新たな時代へ〜Step in the Future〜
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(あー、今のは勘違いは恥ずかしいわぁ〜・・・)

別の意味で顔が熱くなる。でもその恥ずかしさも、目の前にルシル君の顔があることのテレに掻き消される。

「でも・・・俺は・・・」

来た。この1回の告白で上手く行くなんて端から思うてへん。そやから「ルシル君!」その先を言わさへんように先制。

「出来れば今すぐ答えを出してほしくないんよ。ルシル君の事情は解ってるつもりや。エグリゴリの救済。それはホンマに危険なことで、自分がいつ戦いに敗れるか判らへんから、わたしらの告白を断ろうとしてるんやろ」

「・・・ああ。知っての通りエグリゴリは強い。残り4機の内、シュヴァリエル以上が2機。リアンシェルトに至ってはスマウグより上だ。正直・・・」

そこから先を言い淀むルシル君。リアンシェルト総部長までもが敵やったなんてショックやった。シグナム達が総部長と会う時いつも警戒してた理由が、スマウグ戦の時にようやく判った。

「でも、勝つんやろ? ルシル君は」

「ああ、勝つよ」

「だったら、大丈夫や。ルシル君は勝って、わたしらのところに帰って来てくれる。答えはそん時に貰いたい。ルシル君がセインテストの存在意義から解放されたその日に・・・」

このまま勢いで口にキスしようとしてみたけど、さすがにそこまでの勇気は出せへんくて。そやからデートの時みたく頬に「それまで、わたしらに振り回されてな?」キスした。コチコチと時計の針が動く音と、わたしのバクバクってゆう鼓動の音だけが耳に入る。そんな時に、PiPiPi♪って通信が入ったことを知らせるコール音が突然鳴ったから「っ!?」わたしだけビクッとしてもうた。

「な、なんや? こんな遅い時間に・・・!」

「俺、か・・・」

受信者はルシル君やった。そやけど「ルシル君・・・?」はなかなか出ようとせぇへん。なんでかな?って考えて、「あ、わたしか・・・?」内務調査部からの大事な連絡かもしれへんから、わたしの前では出られへんのかって思い至った。

「わ、わたし、もう寝るな。えっと、おやすみな♪」

ルシル君に挨拶してソファから立ち上がって、手を振って自室に向かう。

「はやて・・・」

「ん?」

呼び止められたから振り返るとルシル君もソファから立ち上がってて、わたしを引き止めるかのように手を伸ばしてた。

「あ・・・えっと・・・。うん。おやすみ、はやて」

「変なルシル君♪ おやすみ、ルシル君。また明日?」

ルシル君が手を振って挨拶してくれたから、わたしももう一度手を振って挨拶を返した。自室に入って、勉強デスクのお出かけバッグの中で眠るリインに「おやすみ」小声で挨拶。そんで、ベッドの中で寝相を崩したヴィータの、布団から出た足と腕をしまってから「おやすみ」わたし
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