暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico?新たな時代へ〜Step in the Future〜
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思うたんやけど、今日の内の方が良いってことでそのまま父さんと母さんが眠る墓地へとやって来た。

「はやてちゃんのお父様、お母様」

「はやてはこれからもあたし達がしっかり守るから」

「どうかご安心してください」

「リイン達は、はやてちゃんとずっと一緒です♪」

みんなもお墓に手を合わせて祈ってくれてる。幸せすぎて泣きそうや。今日1日でどんだけ泣きそうになるんやろ。ふと、ルシル君とアイリが視界に入った。2人とも真剣にお祈りしてくれてるみたいやけど、どこか悲しそうな気もする。

「ルシル君、アイリ・・・?」

「ん?」「なーに?」

わたしに振り向いた2人の表情はいつも通りのものやった。夕陽の影でそう見えてただけやろか・・・。わたしは「ううん。なんでもあらへん」首を横に振って、「そろそろ帰ろか」春先やからかちょう風が冷たい。とゆうわけで、今度こそわたしらの家に向かう。

「「「ただいまー!」」」

ヴィータ、リイン、アイリが真っ先に家の中に入ってく。遅れて「ただいま!」わたしらも家の中へ。

「あ、そうだ。はやてちゃん、ルシル君、シグナム。制服とスーツは明日クリーニングに出すから出しておいてくださいね」

「うん」「「ああ」」

わたしらはそれぞれ自分の部屋に戻って、制服から私服へと着替える。脱いだ制服を手に「お疲れ様」労いの言葉を掛けた。3年間、いま手にしてるんは2着目やけど、今日までお世話になった制服やしな。そんな制服を手に1階に降りて、「はい。シャマル。おおきにな」シャマルに手渡す。

「はい。しっかりクリーニングしてもらって、大切に保管しますね〜♪」

シャマルは他にも小学校で使った教科書やらノートやら体操服やらを保管する気やった。どうもわたしが大人になった時、それらを使って思い出に浸りたいらしい。ん〜、お母さんやな〜。
リビングダイニングに入ると、「ヴィータ、アイリ・・・?」が冷蔵庫を漁ってた。ヴィータは「たくさん歩いたからお腹すいちゃって」って苦笑い。そんでアイリは「あ、シュークリームは〜?」ヴィータにシュークリームの袋を差しだした。

「シュークリームか〜。う〜ん・・・それも良いんだけどな〜」

「ヴィータ。なんか作ろか?」

シュークリームやと物足りんようなヴィータに提案してみると、「あー、いいや。軽いもんで足りると思うし」そう言うて、「あっ、そだ! ルシル! お前の作ったドーナツ、食って良いか〜?」って、私服に着替えたシグナムやザフィーラと一緒にリビングに入って来たばかりのルシル君に訊いた。

「なんだ、ヴィータ。お前、あれだけ食べておきながらまだ食べるのか?」

「うっせぇなぁ、シグナム。小腹が空いたもんはしょうがねぇだろううがよ」

「食べても構わない
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