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ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第225話 太陽
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かく、輝いている笑顔。
「いやー、だつぼーだわ。さーすがだねー? それに、
自分のHNそのもの
(
・・・・・・・・・
)
だしかな? やっぱり愛してるんだ? お日様をさっ?」
「あっははー、そうだね! でも確かにボクもそう思った!! あの世界で日向ぼっこしてる所、何度も見てるしね〜? 見てるだけでも気持ち良さそうだったし! まっ、かく言うボクも同感なんだけどね〜」
「ふふふ、そうね。あの姿を見たら私も同感よ。ま、まぁ 姿形はとりあえず置いといて……ね?」
「まぁ、昆虫だしなー雨に比べたらやっぱ太陽浴びた方が良いんだろ? 気持ちいいしっ!」
「ワタクシもその一点には同意しますね。本当に気持ちよかったです」
「あの世界で僕は、木にしがみ付きながら、太陽の光は浴びてたっけなぁ」
「太陽……、それは盲点だったねー。うん、空を飛び回って 蝶蝶として 蜜をお腹いっぱい吸って楽しんでたけどー…… 確かにっ!」
一斉に7人が一斉に沸いた。
その中で、一歩離れた位置で皆を見て笑っていた長髪の彼女は、ゆっくりと笑顔で 太陽が好きと言った彼女に一歩近づく。
「ふふふ……」
「あはは……」
互いに顔を見合わせ、残りのメンバーを見守りながら微笑んでいた。
唯一、感想を答えていないのだが、全てをこの少女に持って行かれてしまったから、もう言うのを忘れてしまったのだろう。いや、他に目を向けられてしまった。
《虫》の話題から 《太陽》へと。
そして、まだまだ、笑い声が絶えなかったメンバー達から少し離れて、その彼女と話をした。
「……それで、何か、思い出したことはありますか?」
表情を落としながらそう聞いた。その彼女はシウネー同様、いや シウネーの淡い水色の髪より、少しだけ濃い蒼色の髪を持った少女《ラン》
心配をしているのは、太陽を愛して止まない彼女とは、この仮想世界で出会ったのではなく、現実世界で出会い、そしてこの世界ででも共に暮らしている。と言えるのだ。このメンバー達の中でも、1人を除けば、一番長い付き合いだと言えるだろう。
その言葉を訊いた彼女は、笑顔を向けた。
「いーえ! なんにも。……でも、気にしないでくださいね? ランさん」
ひと呼吸置くと、この世界の空を眺めながら、思いの丈を伝えた。
「だって、私は、今がとても楽しいんですよ。……2人に会えて、そして皆にも会えて。……ランさんが作ったこの《スリーピングナイツ》の皆に会えて、私も一員にしてくれて……。とても……楽しいんです。以前の私の事が判らなくても、これから先を作っていけば良い、って思えるんですから。うんっ、まだまだ、私達の未来は判りません。でも、その未来も、そしてその先も……皆といれば
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