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ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第225話 太陽
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はは、メリダさん。落ち着いて」
シウネーの言葉にも、笑顔で頷く。
何だか、嬉しくなって抱きついたメリダの頭をよしよし、と撫でる姿は堂に入っている。
「でもなぁ、メリダは、経験があるから……、でもあたしは初体験だったし、ちょ〜〜っと同意しかねるね。どーせいつもの、シウネーをからかう為だけに上げた
名前
(
タイトル
)
だって思ってたから」
顔を引きつらせたノリは、正直有り得ない、と思っていた為、太い眉がぴくりと動き、きりっとした目が更に細くなっていた。
「同じくだよ。……どーも、あの世界での事は記憶の奥底に押し込めておきたい気が……」
「はは、でっかいずーたいしてるのに、気がちっちゃいんだから、テッチは!」
ケタケタと笑うジュンと対照的に青ざめる巨漢とも言えるテッチ。
そんな皆を、笑顔で見ているのは、どよめきの原因を作った少女。
髪は この中でもノリに次ぐ短めの長さ、そして、顔立ちは 整っている、幼さが残っているが、ランダムアバター生成をしているのにも関わらず、所謂《アタリ》と言えるアバター、つまりは美少女。……少しボーイッシュな感じも含まれていた。
でも 声色は高く、ちょっと一致していない様な気もするが、それはご愛嬌だろう。
いや、十分に魅力的だと思える。美女と美少女の狭間、だと言えるから。
そして、空気を、仮想世界の空気をたっぷりと含んだ後、そう答えた真意を告げた。
「だって、あの世界の《お日様》……とてもぽかぽかとして、とても気持ちよかったんですよ? これって、何よりも大切な
要素
(
ファクター
)
じゃないですか? ……うんうん。限りなく現実の
太陽
(
それ
)
に似せたって私、確信しちゃいましたし! ……本当、とっても気持ちよかったんですっ。お日様の下で、目を瞑ってたら、私。いつの間にか、眠っちゃってましたから。あはは……、皆に、迷惑かけちゃった事も、ありましたよね……? ほんとに、気持ちよかったので……ごめんなさい……」
両手をいっぱいに広げて力説をする彼女。
そして、最後は 少し恥ずかしかったのか、その透き通った透肌が、淡く朱く染まり、頭をゆっくりと下げた。その後は 髪をかき分けながら、この仮想世界でも空高くで輝いている太陽の光に手を伸ばしていた……。天窓から降り注ぐ太陽光をまるで掴み取るかの様に……。
その言葉を聞いて一瞬ぽかんとしていた面々だが、直ぐに皆の表情は崩れた。
く、くっ、とお腹を押さえる者。
微笑ましいと表情を緩める者。
其々の反応だったが、同じなのは、皆が笑顔だと言う事だ。今日一番の笑顔、なのかもしれない。……笑顔の質が、更に一段階上がった、と思えるほどの笑顔だから。
言うなら、太陽の様に暖
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