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ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第225話 太陽
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」
「ん〜、でも微妙だよ? ……王様って言われても、流石に虫じゃあね……?」
「じゃ、一番満足してたのは、わたしかな?」
「メリダは、蝶蝶だったもんね〜……、はぁー あの時は羨ましい、って思っちゃったよ」
「うぅ〜ん…… 幸運だったよねー」
「まぁね〜。ん〜〜でも やっぱり皆の気持ちも、判らないでもないけど」
話題は尽きない。時を忘れてずっと楽しむ事が出来るほどに。
少し、このメンバーを改めて紹介しよう。
メガネをかけ、センター分けが特徴的な少し、気の弱い青年《タルケン》
タルケンと最初にやり取りをしたのが勝気な女性、男勝りと言っても過言ではない勢いと、短めの後ろ髪を縛っているのが特徴的な女性《ノリ》
そして、いつもマイペース、と言う事を表情で体現しているかの如く、穏やかであり、眼が細く、それでいて誰よりも巨漢である青年《テッチ》
つまり、周囲の意見を総合すると……過半数は以上そこまで良い思い出があったとは思えない様子。ちょっと納得行ってないのは、元虫ハンターを名乗る《メリダ》なのだが……、正直に言えば 虫は好きだがグロテスクな部類は苦手だから、判らないでもなかった。
まだ感想を言ってないメンバーもいる。
そう、その内の1人がまた、流れを変えた。
「私は……あの世界、好きだったなぁ……」
1人だけ、まさかの発言をしたのだ。
まさに、周囲は
猛者
(
もさ
)
だと思えた。女性であるのにも関わらず、虫しかいない世界を好き、とまで言ったのだから。メリダに関しては……例外な気がするから割愛を。
「ちょっとー。なーんか、わたしに失礼な事、考えてない? 皆っ」
ちょっぴりジト目になっちゃった、メリダを諌めつつ、視線は
彼女
(
・・
)
に集った。
まだ、細かな感想を、訊いてなかったからだ。
ここで、皆が言う世界についてを説明する。
以前に、皆で行った世界の名は、アメリカの《インセクサイト》と言う名のVR世界だ。
アメリカでは、虫を題材にしたアメコミや映画等もあり……、ある程度人気を博している様だが、流石にあそこまでのビジュアルの虫では、ダメだ。って事で過半数が箸を投げた。
このメンバーには女の子が多いから、それも要因の1つだろう。
頬を膨らませる女の子、メリダもいるのだが……、それでも虫の全部、全種類、どんな虫でもスキ! と言う訳じゃないから、一応、同意はしている。
でも、そんな中で、涼しそうな表情のまま、そう言う女の子。
「えぇ!? ほ、本当なんですか……?」
「うん。本当ですっ 嘘はつきませんよ?」
「うわぁんっ! 何だか、嬉しいよ〜〜! ありがとーーっ」
「あ
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