第3章 VS HERO
7答え合わせ そして
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しているけど、それも調べたんだよ。
修一は4機、キンジは4機破壊したって。だから8機分の材料だってのもわかったわけ」
「………つえーな。探偵科」
「理子Aランクだから。それくらい調べるの楽勝だよ」
これは期待外れだ。やはり所詮はEランク。冴えてるが詰めが甘い。
修一は頭をガシガシかいてうーんと唸った。どうやらこれで終わりらしい。
…もういいや。生き延びたのもマグレみたいだし。これっきりで修一と接触するのは辞めよう。
「じゃ、もう終わりでしょ?理子も疑われてぷんぷんがおー( *`ω´)なんだけど、今日は疲れてるから許したげる。またね、しゅーちゃん」
私は失望感と共に今度こそ病室を出ようとした。
さて、アリアとキンジのための兵器と車の手配はすんだから、あとはそれをくっつけて…
「三つ目」
「っ!?」
私は修一の言葉に振り返り、
「いい加減にしろよ修一!いくら言ったってあたしのことを武偵殺しだって証明できないんだよ!いい加減あきらめーー」
「悪いが。諦めるなってどっかのピンクツインテに言われてんだ。付き合ってもらうぜ武偵殺し」
本性丸出しにして怒鳴りつけてやったのに、修一は理子の手を持って逃がさないようにしつつ三つ目を語り始めた。
「まぁ実際ここまでは半信半疑だったよ。お前がどこまで調べきれるのかわからんし、本当に調べれたのかもしれないってな。でも、この言葉はどう返すんだ?」
「この…言葉?」
ーーーー
『無理無理そんなの無理よ!!20万!?そんなお金見たことないわっ!!』
『しゅーちゃんしゅーちゃん!無理、疲れた、メンドくさいは絶対に使うな!でしょ?闇金にでも借りればいいんだよん♪』
ーーーー
「『無理、疲れた、メンドくさいは絶対に使うな』ってのは俺が武偵殺しに言った言葉だが…お前さっきそのまま言ったろ。この言葉、お前自身には言った覚えがないぞ」
「…それは」
…しまった。つい油断した。アホがあまりにも慌てたから慰めようとしたのが仇になったか…。ちっ。
「…それを《《アリア》》が修一に言っているところを見たんだよ。それ言ったのってアリアでしょ?理子その後ろから…」
「んじゃ、その場所と日時も言ってみろ」
「………。」
修一が理子の目をまっすぐ見てきっぱりとそう言った。……。
「黙秘はわからないと取るぞ。それにあの時のあいつの言葉はもっと長かったし『Fランクを励ました』なんてことアリアが言いふらすなんて考えられない。…つーことは、お前はどーやっても俺がアリアに言われた言葉を知ることなんて出来ないんだよ」
…こいつはEランクでも普通とは違って分かっていたのに…。まさかこんな一言に気づくなんて…
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