第2章 VS武偵殺し
4.任務前の下準備
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俺はタダの一言で即購入を決意した。逆に言うとパラシュートがついてくるんだぞ!いいじゃないか!!
もうバックに入りきらなかったので防弾チョッキは着替えることにする。持っていた防弾チョッキをお礼に平賀に挙げようとーー
「いらないのだ」
ーーしたが、いらないらしいのでそのままゴミ箱にぶち込んだ。なんか、挙げようとしたのいらないって言われたら傷つくよね。
「それにしてもこんなに買ってくれるとは思ってなかったのだ!」
「ま、いまから依頼だし。死んだら余らした金がもったいないだろ?」
「え?そんな危険なのに行くのだ??」
そういうと平賀は少し心配したような目をした。・・・何だかんだ言いながらきちんと俺の事見ててくれてんのな。
俺は平賀をやさしくなでー
「やめてほしいのだ」
ようとしたができなかったのでそのまま話す。
「ま、つってもあれだ。デマだったらそんなに難しくはないらしいから、終わったらまたここにくるよ」
「わかったのだ!!その時のためにまた岡崎くんが買ってくれそうな安物商品作っておくのだ!!・・暇なときに!!」
「おう、でもあんま不良品ばっか作るんじゃねーぞ!」
「あや!岡崎くんがもっとお金くれたら考えてあげるのだ!」
それは無理だ。
「んじゃ、またな平賀」
「なのだ!岡崎くんは話してるだけでおもしろいから、買う予定がなくても来てくれていいのだ!!・・あ、そうなのだ!ちょっと待っててほしいのだ!」
俺に手を振っていたと思ったら何かを思いだしたようにガサゴソと段ボールの中をあさり始めた。そしてひとつの小さなボタンを取り出した。
「これを実験として使ってみてほしいのだ」
「なにこれ?」
「ふっふっふ!これはあややが趣味で制作中のボタン型ーーあ、シュワワワーン!『ボタン型監視カメラ―』なのだ!」
わざわざ言い直さんでもいいと思うが
「これには小さなカメラが搭載されているのだ。これで撮ったものがそのまま接続した携帯やパソコンに自動送信されるものなのだ!でもまだ試作中なのだ。だから、試験として使ってみてほしいのだ!他にも色々とできるけど、とりあえず撮影だけでいいのだ」
「・・試験っていうならアリアとかのSランクに頼んだ方がいいんじゃないか?俺なんかよりよっぽどいいデータ取れると思うが」
「んー、お得意様に不良品を試験として使わせるのも難しいのだ。信頼は命、なのだ!」
「あーなるほど」
お得意様以下の俺にはもってこいだわな。
「ちゃんと岡崎くんの携帯も登録したから役には立つと思うのだ!使ったら感想を言いに来てほしいのだ!」
「わーった。サンキュな。んじゃ、もう行くわ」
「なのだ!」
ボタン
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