第2章 VS武偵殺し
4.任務前の下準備
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だ!これでーー」
「これで??」
「150mlの水を弾を撃つだけで氷にすることが可能なのだ!・・逆に言うと、それだけなのだ」
なるほど
「つまり冷やすってこったな」
「まあ簡単に言うとそうなのだ!これはまあ失敗作だから300円でいいのだ」
「買おうじゃないか」
アリアよお前の金、使わせてもらうぞ。
「次にこれなのだ!シュワワワーン!『絶対温か毛布 コンパクト』!!」
「いやもうその声いいから」
この子のいまハマっているアニメがわかった。俺は見た感じ普通の毛布を小さめにしたようなものを触ってみる。
「これは冬にかなり使える商品なのだ!これを体に巻くだけで外との温度差を比較して毛布の内側を人間のくつろげる最適な温度に瞬時に変換してくれるのだ!これなら寒い中巻いた瞬間に温か毛布に包まれることが可能なのだ!!」
「ほうほう」
いいね。電気代かからなそうだし。
「さらにさらにコンパクトとだけあって、ボタン一つでこの通り!!携帯サイズまで小さくすることが可能なのだ!持ち運びが便利なのだ!!」
「おお!すげえ」
平賀に言われた通り、一つだけあった小さな赤いボタンを押すと、みるみる小さくなっていき、手のひらサイズになった。す、すげぇ、どうなってんだこれ・・。
「これは5000円なのだ」
「んー高いが、たしかに高性能だ。買おうじゃないか」
「おお!今日の岡崎くんは気前がいいのだ!」
「まあな!臨時収入で意外と財布が潤ってんだよ」
どやっとする俺におおー!と拍手する平賀。この子のノリも俺の好きなタイプである。
それからいくつか見せてもらってそのうちいくつかを購入する。
冷却弾とは逆に火を出す火炎弾、
女子の制服が透ける眼鏡(これが一番高かった!でも決めるのは一番早かった!)、
跳ねるたびに大きくなるスーパーボール(超やってみたい!)などを購入。
「最後にこれなのだー!シュワワワーン!『防弾シュート』!!」
「防弾シュート??」
もうパンパンのバックに道具を押しこみつつそう聞き返す。前までのは名前でなんとなく用途がわかったがこれはさっぱりだ。
渡されたのは普通の防弾チョッキ。だがその背中の部分が少し盛り上がっている。
「それは簡単に言うと防弾チョッキにパラシュートを付けた物なのだ。理由は特にないのだ。たまたま余った素材がその二つだけだっただけなのだ」
「なるほど、いらん」
パラシュートなんてどこで使うんだ。防弾チョッキは着ているがそんな追加機能があっても使わないだろう。
「そうなのだ?これはいらないものでつくったからタダでもよかっーー
「いただきましょう」
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