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ソードアート・オンライン〜Another story〜
キャリバー編
第224話 仲間の輪
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た仕事は見た事あったけど、海外からの依頼、やり取りは全員が初めてだった事もあり、大小衝撃が走ったのは言うまでもない。
二通目が、……正直判らなかった。
英語ではない、と言う事は判ったのだが…… 仕事モードに入っている隼人の邪魔をするのは忍びない……、と思っていた所で、少しの間、携帯でのやり取りもあって、『オブリガード』や『デ ナーダ』と言った言葉を聞き取る事が出来た為、それで《ポルトガル語》若しくは《スペイン語》であろう事が判った。
『一体何ヶ国語、お前は操るんだ!?』
悠々と喋る隼人を見て、やっぱ 凄いヤツだなぁ、と思いつつ 一応それなりのライバル視をしていた和人にとっては、改めて遥か頂きにいる事を実感した。
驚いている皆の中でも、玲奈は、憧れる、尊敬する視線を向け、仕事をしている姿を見たのが初めてだった詩乃は、驚きながらも、改めて頬を赤らめて、微笑んでいたのだった。
と、いうわけで、そんなやり取りもあったから、正直なところ 現時点では比べる様な事を、刺激される様な事を言って欲しくはなかったのだけど……、ここまで来たら仕方がない。
少なくとも、この場は自分の力! で収めなければならないだろう。
正直、《死銃事件》の調査協力費が振り込まれたのは事実なのだが、ユイの据え置き機。自宅の物に関しては勿論、隼人の手を借りた訳ではなく、自分で購入した。そして、直葉には、ナノカーボン竹刀も――発注済み。自分の彼女……明日奈には大見得を切って、死銃事件で心配をかけた事のお詫び、と言う事で高級な所へいろいろとご案内した。
だから――残高は かなり淋しいことになっているのだ。
でも、ここで引いてしまえば……。
『ん? どうした?』と言わんばかりに首をかしげているのは、チラリ、と見た先にいる隼人である。
隼人なら……絶対にノンストップでOKと言うだろう。死銃事件の協力費をもらったのはお互い同じだった、と言う事もある。収集した側、頼んだ側であれば、尚更。
まだ、敵わないのは当然としても、《器の大きさ》と言う物は 簡単に計れるものじゃない。とりあえず、ここから始めよう。負けない様に。……と言う事で、和人は多少無理やりではあるが、笑顔を作って、胸をどーんっ! と叩いて答えた。
「も、もちろん最初から、今日の払いは任せろ、って言うつもりだったぞ!」
大宣言。
途端に、四方からは盛大な拍手。クラインは口笛。隼人はきょとんとしていたのだが、皆に習え、と言う事で同じく拍手をしていた。
これは、和人だけではなく隼人にも言える事である。
それは――1人では、何も背負えはしない。と言う事。
どの世界でも、誰かがいてくれたから。支えてくれる人が、守る
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