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ソードアート・オンライン〜Another story〜
キャリバー編
第224話 仲間の輪
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と明日奈の言葉を訊いて、卓上のカメラが僅かに動きスピーカーからユイのはきはきと言った。
『お兄さんっ。残りの名、1つずつ、言い合いましょうっ!』
「ん? ……ああ、なるほど。良いよ。やろうか?」
僅かに動いたカメラの直線上には隼人がいるのだろう。
そして ユイの言葉を訊いて、どう言う事か? と一瞬思った隼人だが すぐに判った様で、ゆっくりと頷いた。
『ハイ! えっと、まず1つは《カレドヴルフ》』
「ん、《カリブルブス》」
『ハイっ! 《カリボール》』
「ん、《コルブランド》」
『ハイッ! 《カリバーン》』
「えと……《エクスカリボール》……だったかな?」
『ハイッ! えっと、《エスカリボール》』
どんどん、繋いでいく連想ゲーム。
即座に検索できるユイは勿論だが、それについて行く隼人も、やっぱり圧巻だ。本人曰く、『興味を持った事に対してだけだ』と言っていたが、それでも 圧巻を通り越して、呆れてしまいそうになるのだ。
これなら、テストの点が直ぐに上がった事は半ば必然だと思える。
『流石お兄さんですっ!』
「いや、《カレドヴールッハ》は、オレも忘れてたから、ユイの勝ち。だな。脱帽だ」
互いに健闘をたたえ合っているのだが、正直どっちもどっちでしょ、と苦笑いしてしまう面々。
「それにしても、そんなにあるんだなぁ……、後半部分、いや 前半も殆ど知らない名前だよ」
驚きつつ、和人は それなら《カリバー》と《キャリバー》なんか、誤差程度、としか思えなくなってしまうだろう。
そして、いろいろと考えていた所で、詩乃が隼人とユイのバトルに関心しつつ、口を再び開いた。
「えと、別に大したことじゃないんだけど……、《キャリバー》って言うと、私には別の意味に聞こえるから、ちょっと気になっただけ」
「へぇ、別の意味って?」
詩乃の言葉に、和人が疑問を持つ。
『それも、リュウキは、お見通しなんだろうなぁ……』と何処かで思っていたのだが、今回は隼人は、詩乃の方を見ているだけで、答えたりはしなかった。……頭の中、人の心の中まで視られた? と言う気になった事が何度もあったから……。多分言葉にすると、速攻でツッコまれそうだけど。
「えと、銃の口径の事」
「……なるほど」
詩乃がシノンとして、戦ってきた場所は、……戦場は
銃の世界
(
GGO
)
だからこそ、連想したんだろう、と改めて隼人は思った。勿論、和人が思った様に、人の心を、考えている事。推察する事は出来ても、読心術、本当に読む様なマネは出来ないので一応、ここで言っておきます。
「英語で口径は《キャリバー》って言うのよ。たとえば、私とへカートUは50口径だから、《フィフティ・キャリバー》。エクスキャリバーとは綴りは違うと思
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