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とある3人のデート・ア・ライブ
第5話 これが全ての始まりだった。
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と思う。

授業の大半は理解出来ないし、だけど暗記と計算だけは簡単に出来てしまう。

友達も少ないし、将来こんな風になりたいとかも無い。

だけど、もう変えられないから。

あの日から私は運命のレールに乗ってしまったのだ。

脱線してしまえば私はもう取り返しのつかないことになるかもしれない。

どこかで道を間違えれば奈落の底へ突き落とされるかもしれない。

だから。





この時間を大切にしたい。






私はそう思った。



ーーーー
ーーー
ーー



ソフィ「さてさて、そろそろ教えた方がいいかもね」

柑果「……ん?」

と、ソフィが笑みを浮かべながらこちらを向いた。

ソフィ「柑果は魔法を創るのが苦手だろう?」

柑果「うん。殆どの魔法は理解せず使ってるからね」

ソフィ「そこで」

柑果「うん?」

ソフィ「君に私の魔法を一つ教えてあげようと思ってね」

何をどうしたらその結論に至ったのだろう。

柑果「……どゆこと?」

軽く聞くと、ソフィは反して表情が固くなり、目線が鋭くなった。

ソフィ「……私たちは新たな魔法のりろんを組み立てた。大体彼がやったけど、それでも私たちが手伝ったことには変わりないの。それだけでかなりの功績物なのに、彼は『もう一つの法則』を見つけてしまった」

柑果「え!本当!?」

ソフィ「恐らくね。これも完成させてしまえば反乱が起きるかもしれない。 だって、もしかしたらアレは……」

柑果「……アレは?」

と、私が問うとソフィは口を閉ざした。何か言いにくいのだろうか……。

そう思っていたが、彼女は覚悟を決めたように私の方を向いた。

ソフィ「この世に『科学』があるのは知ってるわよね?」

柑果「……うん。この世の魔法学校以外の殆どの建物は『魔法』じゃなくて『科学的』に建てられているし、エレベーターや冷凍食品も元を辿れば『科学』なんだよね?」

ソフィ「そうそう。そしてそれは魔法とは対を成す物で、基本的には対立関係にある」

柑果「そうだね。『魔法』を専攻している人は『科学』を手伝うことすら許されないもんね」

ソフィ「だけど彼はそれに手を出そうとしている」

柑果「……え!?」

ソフィ「きっと政府はこう思うでしょうね。『アレイスターは科学に手を出して、柑果とソフィはそれを手伝ったと』」

柑果「そんな……」

本当に科学に手を出していれば十中八九そうなるだろう。理解力が無い柑果でも簡単に想像がつくのだ。アレイスターならこんな事も当然分かっているはず……

柑果「アレイスターは私たちを利用したの?」

ソフィ「……可能性としては否定
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