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ソードアート・オンライン〜隻腕の大剣使い〜
第24話黒い笑み
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2024年10月18日、第74層・《カームデット》

今オレと妹の未来はキリトと一緒に現在の最前線、第74層の転移門の前に立っている。なんでも昨日キリトがアスナさんの家でご馳走になった後、攻略の話になり今日ひさしぶりにパーティを組む事になったが、「アスナと二人きりじゃ精神的にヤバイからお前たちも来てくれ」とメッセージを飛ばして来たという訳だ。
多分理由は70層を越えた辺りからフィールドのザコモンスターの行動パターンーーーアルゴリズムに変化が起きたからだろう。確かにキリトのように基本ずっとソロで行動してると想定外の事態に対処が出来なくなる。それに関しては全面的に賛成だ。
でもコイツはオレを裏切ってアスナさんに《ラグーラビットの肉》を料理してもらいオレには一口もくれなかった。それは忘れていなかったようで今日約束した「800字以内の感想文」見せてもらっているのだがーーー

「「後日改めてご提出致します」・・・ようするに書く気ゼロだろお前!!」

「スマン。あまりにも突然すぎて・・・」

突然すぎてじゃねえよバカ野郎。授業の作文に全く何も書けなくて居残りさせられる小学生じゃあるまいし。ーーーオレも昔あったなそんなこと。
ーーー視線をずらすと何故か未来が笑いを堪えているのが見えた。

『何笑ってんだよ・・・』

「プフッ!だって〜!こうして二人並んでるの見ると何か兄弟みたいなんだもん!少し顔も似てるし・・・」

んな訳あるか、コイツと兄弟なんてーーー

ーーーあんた達、若干似てるわね〜ーーー

ーーー何か、リズさんにも同じ事言われた事あるような。ーーーまさかな。

「しっかし・・・KoBの副団長様はまだ来ないのかよ?」

「確かに遅いね・・・」

「あいつに限ってドタキャンなんて事はないだろ「キャァァァァァ!」どわぁぁ!?」

『あ。来た』

いつまで経っても来ないアスナさんの事を話していたら真後ろの転移門からアスナさんが飛び出てキリトにダイブ。キリトは今アスナさんの下敷きになってしまっている。

「・・・?何だ?これ・・・」

「お、おい・・・」

「キリトくん、そこは・・・」

キリトは今、相当ヤバイーーーいや。無謀なチャレンジをしている。アスナさんの下敷きになっているキリトの視界に入っているであろう弾力のある謎の物体。言わなくても解ると思う。それは女性の象徴であり、我等野獣(オトコ)の視線を釘付けにする事が出来る生物爆弾。それを思いっきり握っているキリトの行く末はーーー

「ひゃっ!?ひゃぁぁぁぁぁぁ!」

「ゴフゥゥッ!?」

乙女の制裁(ビンタ)を受けるのみ。その強力な一撃をモロに受けたキリトは衝撃に身を任せたまま石の柱に背中を打つ。後頭部に手を当てながら立ち上
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