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ほね・骨 ・Bone!!〜【30万人の骸骨が、異世界に移住した結果がこの有様だよ!】
2章 祖国戦争 35万 VS 1万
5話 祖国戦争  序戦 -1 「お前は既に包囲されている」
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付けるジャパニーズ土下座を格好悪く決めて、ワルキュラに返答した。

「は、はいぃぃぃぃ!何でしょうかっ!?ワルキュラ様!」

(りゅ、流行しているのか……?ジャパニーズ土下座っ……!?)いきなりの展開に言葉が詰まったワルキュラ。
異世界の風習という事で強引に納得して、言葉を続ける。

「レベル上げがしたいのだが、この近くで殺しても良い生物が大量にいる場所はないか?」

ワルキュラからしたら、Lv0という致命的すぎる状況を改善したい。だから他者を殺してレベルアップしよう。そういう思いから発せられた言葉。
だが、セイルンから見れば――この発言が意味する事は『邪神の邪悪なる行動の現れ、THE大量虐殺』だと理解できちゃう。
……命を奪う事すら邪神には遊びの一貫に過ぎないと。

「ひ、ひやぁぁぁぁぁぁ!!!お、おやめくださいぃぃぃぃっ!!国民(セイルン人)を虐殺するのはおやめくださぃぃぃぃっ!
奴隷を代わりに差し上げますからっ!虐殺するならそいつらでお願いしますぅぅぅぅ!!」

(いちいち、反応が大げさな奴だ。きっと日頃の王様業務とやらで疲れて、精神が参ってるのだろう)

そう考えたらワルキュラは、目の前の土下座の達人が哀れに思えた。
だが、先ほどの言葉に引っかかりがあったので

「ん?おい、奴隷なら殺しても良いのか?」

「い、異世界の日本という場所から、幾らでも拉致できる無尽蔵な資源です!はぃぃぃぃ!!
だから、一万人でも十万人でも好きなだけ殺してくださいぃぃ!!」

(なにこれ怖い)

「わ、若い人間を殺したいならっ!ちゅ、中国人はどうでしょうか!?
比較的、若い人間が召喚される確率が高いですぅぅぅ!!
一度に召喚される人数も多いからっ!そろそろ中国人を大量召喚して奴隷にしようと思ってましたぁぁぁ!!
この国の主要産業なんですぅぅぅ!!!
だからっ!奴隷を代わりに差し上げますからっ!国民だけはお助けくださいぃぃぃぃ!!」

(怖ぇぇぇぇぇぇ!!!!この人間の王っ!怖ぇぇぇぇ!!!)

ワルキュラはびびった。この国のあり方に。
確かにワルキュラだって人間を殺した事はある。だが、それは自分が生き残るための正当防衛のようなもの。
この国みたいに積極的に拉致して、それを基幹産業の一つにしちゃうレベルの事はやっていない。
だから恐怖した。人間の王に。目の前でジャパニーズ土下座するセイルン王は『正真正銘の大悪党』だと。
北朝鮮の金正日(主人公補正がない内政オリ主。新政策を次々と失敗させまくって300万人を餓死させた)
そんな悪党に違いない。そう断じた

(でも、俺にだって慈悲はある。改心するなら許してやろう……)

「……日本人も中国人も召喚するのをやめろ。
二度と奴隷にするな。良
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