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ほね・骨 ・Bone!!〜【30万人の骸骨が、異世界に移住した結果がこの有様だよ!】
4話 国盗り物語-終「家臣達の尊敬」
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まだ見とらんじゃろ?」

「ちゃんと見たわよ!
私は一日に百回くらいは確認しているわ!」

「そ、それは確認しすぎじゃろ!?少しは遠慮を覚えるべきじゃろ!?」

ラーラが怖いものを見たような目でドン引きした。
だが、プラチナは小さな胸を誇るかのように背を反らせ、小さな右手の矛先を口に当てて自慢する。

「私は総参謀長よ!一番偉いんだからワルキュラ様の事を毎日チェックする義務と権利があるの!」

「いや、お姉ちゃん。その理屈はおかしいんじゃないかな……?たまにワルキュラ様も迷惑そうにしてたし……。
それよりもワルキュラ様のステータスが全部0になっているよね?
これ、どういう事なのかな?」

困った感じのルビーが首を傾げて呟くと、今度はラーラが立派な胸を見せつけながら

「ルビーは胸は大きいが、まだまだじゃのう。
ステータスがすべて0。これが意味する事は――ワルキュラ様はステータスという概念すら超越した存在になったという証拠じゃよ。
だから、太陽も屈服したんじゃろうなぁ……。
今日から太陽もわっちらの同僚じゃ。だから、太陽。
わっちらに日光を当てるのは止めてくりゃんせ?わっちら味方じゃろ?
可愛いダークエルフを紹介するから、配慮して欲しいかの?」

ラーラは天空に輝く太陽をチラッと見た。うぉ、眩しい。
しかし、返答はない。どうやらただの核融合の産物のようだ。
相変わらず、闇に生きる者達を苦しめる太陽光線をザバザバ浴びせてくる。
ダークエルフはアンデッドと違って、ステータスが十分の一に弱体化という極端な被害は受けないが、体調が狂うと病気になって倒れる可能性が高くなるだけに辛い。

「ふん、わっちの魅力で落ちないとは……太陽はさすがじゃのう。
きっと、ワルキュラ様のいう事しか聞かない。そんな誇り高いやつなんじゃなっ……」

「太陽って生き物だっけ……?神話だと太陽神の後ろにポイポイ付いてくる可愛い奴……?あるぇ?」

ルビーはますます悩みが深まって、頭の中でモヤモヤとした気持ちになった。
常識人を名乗る彼女から見れば、未だにこの世は非常識だらけである。
動く骨とか、動く鎧とか、オッパイ揉みたがる上司(ワルキュラ)とか、どういう原理で動いているのかさっぱり分からない。

「しゅごいワルキュラ様……抱かれたい……子供を授かりたい……」

しかも、姉のプラチナが発情した顔でそんな寝言をほざいているのだ。
ワルキュラはリッチ。つまり魔法が使える人骨。
プラチナは吸血鬼。子供を作れるのは吸血鬼や人間などに限られる。
それ以前に性行為そのものが不可能なのに、姉の発言がこれ。
ルビーは頭が痛くなってきた。

「あ、あの、お姉ちゃん?
ワルキュラ様は骸骨(リッチ)だよ?チン●に骨ないんだ
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