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ほね・骨 ・Bone!!〜【30万人の骸骨が、異世界に移住した結果がこの有様だよ!】
一章 「建国」
1話 国盗り物語-1 王「化け物を勇者召喚しちゃった……」
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い辛くて、イヤーになる感情なのだ。
(いや、ここが天国ならルビーやアトリがいるはずだ……。
つまり、誰かが死んだ俺を復活させてくれたのか……?)
ワルキュラはすんなり現状を無理やり納得した。
肉体が消滅して、別の身体に魂を入れられた経験があるだけに、死んで復活する程度の事で動揺はしない。
デスゲーム開始前は蘇生魔法が存在していた影響もある。
(鳳凰院の言っていたデスゲームは嘘だったんだな。そうに違いない。
きっと死んだ奴らを片っ端から蘇生して……ここに放り込んだのだろう。
学生服や紳士スーツ着ている日本人っぽい奴らいるし。懐かしいな)
広場にいる人間で、見慣れた恰好の人間達がいるから安心でき……なかった。
(よく見たら、モンスターやアンデッドが一人もいない!?
獣耳な人間はいるけど、俺みたいな外見の奴が皆無!?)
そう、この場にいる
骸骨
(
アンデッド
)
は、ワルキュラ一人のみ。
社会は異物を排除する傾向にあり、全身が骨な超異端者はぶっ殺される運命にある。
しかも、目の前のいる日本人達が『先ほどまで殺し合いを繰り広げていたプレイヤー』だったら、ワルキュラは勿論ボコボコにされる。
(待てよ、俺のLVは一万だ。
兵士っぽい奴らは、槍とか剣程度の武装しか持ってないし、今の俺の身体なら楽勝……
ステータスを見て落ち着くんだ!俺!)
〜〜〜〜〜
ワルキュラ Lv0
HP0 MP0 力0 魔力0 魅力0 感覚0
@人間への攻撃を禁ずる。(世界の敵への攻撃なら許可される)
A鳳凰院の命令に服従
B @とAのルールを破ろうとすると激痛を味わう。
C以上の条件を守って第三の人生をゆっくり楽しんでいってね。
by 鳳凰院ガイ『デスゲームに勝ち残った優勝景品だ。眷属復活スキルをくれてやる』
〜〜〜〜〜
(あばばばばばばばっ!)
ステータスがバグって可笑しい事になっていた。
正直、スライムに殴られて即死どころか
『貴様は既に死んでいる。
骨
(
アンデッド
)
だけに』と宣告されているも同然のウンコステータスだった。
これだけでも致命傷すぎるのに、その上、人間への攻撃禁止。
(……死ぬ。俺はここで三回目の死を迎える……!?)
ワルキュラは周りにいる人間を見渡す。やはり全員が自分を注視している。
やばい。殺される。外見が骸骨だから恐れられてる。
何か切欠があれば、今すぐ斬りかかってきそうだ――
「野蛮なアンデッドめ!ここを何処だと心得るか!」
そう叫んだのは、王の隣に立っていたフミィダイ・ウ・セイルーン王子だった。
デップリと太った青年で、散々、親に甘やかされて育ったんだろうなぁと、誰でも理解できる風貌をしている。
「皆の者!さっきから何をビビって
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