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一人のカタナ使い
SAO編?―アインクラッド―
第二章―リンクス―
第13話?リトルプレイヤー
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よりも断然危ない。
?僕の言葉を聞いたアルゴはニヤッと笑いながら、
「まー、それは情報屋だからナ。何とかするサ。ユー坊が心配することはないゾ」
「いやっ、でもさ……」
「それに、何もオイラ自ら探索するだけじゃないしナ。たまに知り合いに頼んだりもするヨ」
「……そう」
「まー、この際ユー坊も手伝ってくれたらオイラも色々と楽なんだけどナ〜」
「あ、いいよ。するする」
?両腕を頭の後ろにやったまま、きょとん、とした顔をアルゴがする。まるで予想外とでも言わんばかりに。何か変なことを言っただろうか。
「ユー坊、そーいうジョーダンはあまり好きじゃないゾ」
「冗談じゃないよ、別に。アルゴが助かるのなら僕も手伝うよ」
「……本当に行ってるのカ?」
「本当だよ、本当。このタイミングで嘘なんてつかないって」
「そーか……それなら、これから頼もうかナ。後日、また内容と報酬をメールするヨ」
「別に報酬もいらないよ。アルゴの情報は攻略組も含む全プレイヤーの役に立ってるからね、もちろん僕も。それの役に立てるなら、それでいいと思うから」
?実際、アルゴの製作している攻略本は第一層の攻略時にも大きく役に立っていた。あれがなければ、攻略ペースはかなり遅れていたことだろう。内容の濃さもさることながら、驚きなのは無料だということだ(まあ、僕を含め何人かの人は有料だったらしいけど……)。正直、僕が攻略組にまだいられるのはアルゴの攻略本があるのが大きいと思っている。
?僕の言葉を聞いて、アルゴは目を細めてこっちを見ていることに気づく――まるで僕の真意を確かめるように。そんな風にアルゴから見られたことのなかった僕は、思わず背筋が伸びるのを感じた。
?しん、と場が静まる。周りの雑音がさっきよりも大きく聞こえる。
?なぜなのかはわからないが、疑われているらしい。だけど、よくよく考えてみれば当然だろう。仕事の手伝いをするというのに報酬はいらないと僕は言っているのだ。何か企んでいるのかと勘ぐられても仕方がないのかもしれない。
?僕は相手に気づかれないように小さく息を吐いたあと、アルゴに向き合った。
「……別に何も企んだりしてないよ。ただ、アルゴが危険な目に遭うのを極力なくしたいだけさ。えーと、何て言うか、さ……友達が危ないことをするのは結構心配なんだよ」
?あまりこういうのが得意じゃない僕は、後半声が少し小さくなりながらも何とか口にする。
?向こうは友達ではなく商売相手としか思っていないのかもしれない。だけど、僕からしたらアルゴは大切な友達のひとりだ。
?照れながら言ったとしても、それでも僕の本心であることに変わりはない。相手に伝わっていないのなら、しっかりと伝えなければ。
?僕の言葉を聞いて、アルゴは大きく目を見開いたあと、静かに笑った。それはいつも僕が見てい
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