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ドラゴンクエストビルダーズ:アレフガルドを復活させられてます(新リュカ伝)
第1章:メルキド編
5:住人らしき人が増える。新たな土地らしき場所に行ける。
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カ、昨日の晩にモンスターの軍勢を撃退したんだってね」
「ん、まぁ……成り行きで……」
「私眠ってたから知らなかったけど、ありがとう」
「ピリンと一緒に町造りを始めたからね……壊されるわけにはいかないよ」

「えへへ……嬉しい」
ピリンは可愛く笑いながら俺の腕に抱き付いた。
昼間だけど良いよね? 拠点のド真ん中だけど構わないよね? ロロンドもロッシも見てるかもしれないけど、大丈夫だよね!?

彼女の可愛さに眠気も吹っ飛んだ俺は、優しくキスをする様に顔を近づける……が、
「そうだリュカ。昨晩倒したモンスター達が色んなアイテムを落としていったよ」
と思いだし、立ち上がる。
勿論キスは空振り。その先の運動会なんて、遙か彼方に遠退いた。

「それでね、そのアイテムの中にこんな物が混ざってたんだよ」
そう言って俺に見せたのは、二つに割れた材質不明の板。
その板を俺に渡す(押し付ける)と、ピリンは可愛く教えてくれる。

「ロロンドが手持ちの本で調べたらね、これは旅の扉だろうって言うの。旅の扉って言うのはね、使用者の必要としている物事が有る場所に、連れて行ってくれる装置らしいのよ。だからねリュカ……壊れちゃってるけど、それを直して町造りに活用出来ないかな?」

なる程……ビルダーとしてこの旅の扉を直せば、ピリンの好感度も更に上昇だな。
よし、取り敢えず作業部屋へ行って、この壊れた旅の扉を直しちゃおう。
如何直せば良いのか全然解らないけど、きっと大丈夫。
だって俺はビルダーだもの! 神に能力を貰った伝説のビルダーだもの!





うん。本当に直せた。
壊れた旅の扉を持って作業台の前に立ったら、勝手に身体が動いて直しちゃった。
何かヤダ。自分の意思が存在しないみたいでヤダ。

「すご〜いリュカ! 本当に直しちゃえるんだね? 」
でもまぁ良いか。
満面の笑みのピリンに抱き付かれ、気分は最高だし……直すに至る経緯なんて気にしないで良いよね。

何時までもピリンに抱き付かれデレデレ状態で居るわけにもいかず、直した旅の扉を設置しに拠点内を散策する。
何処に設置しようかなぁ……?
う〜ん。色々考えたんだけど、希望の旗の側が良い気がして、取り敢えずそこに設置。

すると何処で見ていたのか、突然ロロンドが俺に近付いてきた。
「リュカよ、旅の扉を設置したのだな! ではこれから、この旅の扉を“旅の扉・青”と呼ぼう」
設置した旅の扉が青色だったから、ロロンドは安易に名前を付けた。

「それで良いんじゃね?」
反対する理由もないし、面倒臭いし……
そのネーミングで妥協するよ。

「うむ。では早速その旅の扉・青で旅立ち、向かった先で“大木槌”の作り方を取得してきてくれ!」
「はぁ? 何でだよ……」

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